夫婦喧嘩を理由に離婚できる?離婚に発展するケースと回避したい場合の注意点

夫婦喧嘩から離婚

夫婦喧嘩が原因で離婚に繋がるケースは少なくありません。価値観や生活習慣の違いから意見が食い違い激しい夫婦喧嘩に発展してしまうと、お互いを信用できなくなり、結婚生活を穏やかに続けるのは難しくなるものです。

今回は、夫婦喧嘩を理由として実際に離婚に至るケースや、離婚を回避するための対策をご紹介します。

実際に離婚となった際に離婚を成功させやすい方法などもあわせて解説しますので、夫婦喧嘩を原因として離婚を考えている方はぜひ参考にしてください。

夫婦喧嘩は離婚の理由に認められる?

結論から言うと、夫婦喧嘩は離婚の原因として十分に認められます。

ごく些細な内容の夫婦喧嘩であっても、離婚協議で夫婦双方が合意すれば、離婚届を市町村に提出して離婚が成立します。また、中には不倫・性交渉の拒否など喧嘩に至った内容そのものが離婚原因として認められるケースもあるでしょう。

離婚協議で夫婦が合意すれば離婚は可能

夫婦がお互いに「離婚したい」と感じるほど夫婦喧嘩がエスカレートしている状態なら、お互いの合意をとるのは容易です。条件に関する話を進めていけば、協議離婚の形でまとまっていくはずです。

一方で、夫婦のどちらかが離婚したくない、あるいは離婚条件で意見が割れている場合は「法定離婚事由を満たすかどうか」が離婚の可否を決定するポイントになります。

決裂した場合、法定離婚事由を満たすかが焦点に

単純な夫婦仲だけが問題となる場合、法定離婚事由となる「その他婚姻を継続し難い重大な事由」と認められるか、夫婦喧嘩の頻度・内容が問われます。

頻繁に喧嘩をしてしまい結婚生活自体が難しい場合や、頻度は高くなくても激しい喧嘩内容で相手への信用を失い一緒に暮らすことが難しい状況にある場合は、夫婦間の険悪な状況が「その他婚姻を継続し難い重大な事由」と認められる可能性があります。

また、もし喧嘩の原因が不貞行為・悪意の遺棄など決定的な離婚事由に触れるものであれば、その原因単体で法定離婚事由となるため、喧嘩の頻度などを問わず離婚は認めらます。

夫婦喧嘩が離婚に発展するケース

夫婦喧嘩が離婚に至るケースとしては、具体的に以下の内容が多く挙げられます。

お互い感情的になりすぎる

夫婦喧嘩がヒートアップし、感情が抑えられなくなると思いもよらないことをお互いに言ってしまい、離婚に至るケースもあります。お互いに相手に不満が溜まり続けた結果、冷静な話し合いが難しくなっている夫婦も少なくありません。

相手のことを軽んじる態度

相手を馬鹿にした態度をとり続けたり、相手の話を軽く受け取って聞き流したりしていると、夫婦喧嘩となり離婚に至る可能性が高くなります。
結婚生活は相手を尊重し、接することが大切です。

お金や収入に関する文句や不満

お金の使い方に関して価値観が合わない場合や、収入面で配偶者に不満がある場合に、大きな夫婦喧嘩へと発展することもあります。
お金のことは生活にも直結するため、不満や不安が日常化して喧嘩の種になりやすいと言えるでしょう。

子育て方針・子どもに関する意見の相違

離婚に至る夫婦喧嘩の原因として、子どもに関する話題は非常に多くあります。
子どもに対する思いや子育て方針が大きく異なる場合、日常の様々な子育てシーンでお互いのにストレスを感じやすくなります。

家族や近しい人を巻き込む喧嘩内容に発展する

自分に対する不満や口論は大丈夫でも、親しい友人や肉親に対しての悪口を許せずに離婚に至るケースもあります。大切な人や家族に対して文句を言われると、相手への信用を失う方が多いようです。

相手の価値観や論点が理解できない

生活スタイルや家事の方針など、人生における夫婦間の価値観のズレはお互いに大きなストレスとなります。自分が共感できないことに対して相手が怒っていても、論点そのものが理解できずに喧嘩が平行線となり、収拾のつかない喧嘩に発展しがちです。

結婚自体を否定する発言

そもそもあなたと結婚したのが間違いだった、といった具合に夫婦喧嘩の際に結婚そのものを否定するようなことを言ってしまうと、離婚に至ることもあります。たとえ軽い気持ちだったとしても、言われた相手はひどく傷つき、配偶者への信用を失います。

浮気・不倫の疑い

不貞行為はそもそも法定離婚事由に認められます。実際に不倫・浮気をするのはもちろん、疑われるような行動も危険です。配偶者がマッチングアプリを利用していたり、仕事以外に頻繁にでかけたりと不倫を疑うような行動があった際、喧嘩の末、離婚に至るケースは少なくありません。

隠し事や嘘の発覚

夫婦間で多少の秘密があるのは珍しくありませんが、発覚した時に大きな問題に発展するような嘘をついていると、夫婦喧嘩から離婚に繋がる可能性があります。
特に、お金や仕事、趣味、生活習慣など、ふたりの生活時間に関わる日常事を隠すと、思いがけず隠された側のショックも大きく、夫婦関係への信頼全体にゆらぎが生じるおそれがあり危険です。

容姿や生まれ、過去の掘り返し

人には容姿や生まれ、その人の経てきた過去など、現在の本人の努力では変えようのないものがあります。
そうした改善しようのない部分を夫婦喧嘩の中で攻撃すると、言われた側は怒りとともに愛情を失い、離婚に至る可能性も高まります。

同じテーマでの喧嘩を繰り返す

子育てやお金、価値観など、同じ内容で喧嘩を繰り返していると、段々と疲労や諦めにつながり、離婚へと至るケースがあります。
何度も同じテーマでぶつかるということは、その件について納得がいっていないということに他なりません。喧嘩を繰り返すうち、お互いへの不満は段階的に高まっていきます。

頻繁な諍いによる信頼関係の崩壊

内容に関わらず、夫婦間の諍いが頻繁になっていると、一緒に暮らしていてもお互い居心地が悪くなり、離婚を考えるようになります。一緒にいてかえって疲れる、怒りを感じることが多いという方は、互いの信頼関係が崩壊しつつあるサインです。

離婚につながる夫婦喧嘩エピソード

相手の言い分をまったく聞かない

激しい言い合いになったときに、激情のあまり何も見えなくなり、一方的に叫ぶだけで相手の言い分をまったく聞かない人がいます。たとえば「リビングに靴下を脱ぎっぱなしにしないでって言ったでしょ!どうしてわからないの?」と妻が頭にきて叫んだときに、夫は実はすぐ片付けようと思っていたのに、スマホに仕事の電話が入ってしまったという場合もあります。

夫はすぐに「これはそうじゃなくて…」と言い訳をしようとしますが、その言葉に被せるように妻が「だいたいあなたは本当にだらしないのよ。いっくら言ってもわからないんだから。最低!」と機関銃のようにまくし立ててしまうと、事態は深刻です。夫としては、「もうどうでもいいや」という、投げやりな気分になってしまうのです。

夫はそのとき、「もういい、わかった」と言うかもしれません。でも、わかったのは妻の気持ちではなく、「どうせ何を言っても、妻にはわかってもらえない」ということがわかったのです。少しずつ積もり積もった妻へのうっぷんが、夫に“離婚”という言葉を言わせるのには、そう時間はかからないでしょう。

話を聞かない態度が相手の諦めを産んでしまう

これは言うまでもなく、「相手がしゃべろうとしたときには、たとえ頭にきていても黙って聞く」という、当たり前のことをするだけです。自分の話を相手が聞いてくれたという気持ちがあるだけで、ムカッときた気持ちはだいぶ和らぐものです。

得てして話が上手で押しが強く、自分の意見が今まで通ってきた経験が多い人の方が、人の話に耳を傾けない傾向にあるようです。

自分の意見を人が聞くのが当然だと思っているので、側にいる人がいまどんな気持ちで聞いているのかを、気付くことができません。こうした人間関係の機微に気付けないと、知らない間に相手は自分と距離を置き始め、「この人とはもう話したくない」と思うようになってしまいます。話をしたくないというレベルは、離婚につながる非常に危険なレベルです。

目の前で「離婚してやる!」と口走る

これは妻に多いパターンですが、本当はそこまで考えていないのに、夫と喧嘩をする度に「離婚してやる!」と口走る人がいます。本人としてはあまりに腹立たしくて、「そのぐらい言ってやらないと気が済まない」と思っているのですが、相手にしてみれば毎回呪文のように離婚を唱えられているようなものです。

いつしかその言葉はストンと相手の心に落ち、「そうか!よしわかった。そんなに離婚したいなら、離婚しよう」と言わせてしまうのです。そして、その言葉が出てしまったときは、もう“THE END”です。後から「そんなつもりはなかった」と何度言っても、聞く耳はもたないでしょう。

離婚を口に出すことで現実化する可能性が増す

「言霊(ことだま)」という言葉がありますが、言葉には霊力のようなものが備わっていて、口に出すことは実現するという不思議な現象があります。「ボクシングでチャンピオンになる!」というようなプラスの言葉は、いくらでも言った方がいいのですが、「離婚してやる!」の言葉だけは、軽々しく口にしないようにしましょう。

相手の身内の悪口を言う

夫婦喧嘩をしたときに、思わず相手の親や兄弟姉妹の悪口を言ってしまう人がいますが、これも絶対にタブーです。

たとえば「お前は本当に世間知らずだな。だいたいお前の母親からして、いい年してうわついた考えしてるもんな」などと、夫婦喧嘩の最中に夫がつい口をすべらせてしまうと、妻は予想以上に深く傷つき、心に怒りを溜め込んでしまいます。

「私のことだけならまだしも、私の母のことまでなじろうとするなんて!とてもじゃないけど、これから長い一生を、あの人と一緒にやっていく自信はない」と、妻は密かに離婚を考え始めるでしょう。

身内への悪口は相手を深く傷つける

これも当然のことですが、相手の身内の悪口は、夫婦喧嘩の最中だったとしてもけっして言わないことです。たとえそれが本当のことだったとしても、自分の身内の悪口を言われて、平気でいられる人はいません。くれぐれも相手の身内のことは悪く言わないよう、肝に銘じておきましょう。

コンプレックスを指摘する

壮絶な夫婦喧嘩バトルを繰り広げると、思わず怒りが頂点に達してしまい、けっして口に出してはいけない禁句を言ってしまう人がいます。たとえば「お前は俺の言うことが聞けないのか!」と夫が叫ぶと、「な~に言ってるの。このハゲチャビンのデブ親父が!」と妻が口走ってしまうようなパターンです。

夫がハゲやデブということをあまり気にしていない人ならいいのですが、人によってはそのことが、根深いコンプレックスになっている場合があります。夫にしてみれば、けっして侵してはいけない領域を妻に土足で入り込まれ、傷口に塩を塗られたようなものです。

夫を思いっきりなじることができて、妻はスッキリするかもしれませんが、夫はズ~ンと鉛のように重い心をかかえながらこう思います。「このことだけは誰にも言われたくなかったのに、いちばん自分をわかってくれるはずの妻に言われてしまった。どうせハゲでデブの俺なんか、愛してはいないのだろう。この傷は、癒えるものじゃない。また同じことを言われると思うと、いっそのこと離婚したくなる」と。

夫婦の間でも言っていいこと・悪いことはある

誰にもひとつやふたつは、けっして開けてはいけない心の扉があるものです。それをこじ開けるようなことは、絶対にしてはなりません。コンプレックスを指摘されたからといって、すぐに離婚ということにはならなくても、積み重なるうちに許せない気持ちは頂点まで達していくでしょう。

暴力をふるう

これはもう言語道断の話ですが、夫婦喧嘩で怒りを爆発させて、妻を殴ってしまう夫がいます。もっとも最近は、夫を殴って泣かせてしまう妻もいるようですが…。

言葉の暴力も傷つきますが、身体に受けた痛みというのは、生涯心の中に消えるものではありません。ごく稀に「あんたなんかなによ!」「おまえこそなんだ!」と、取っ組み合いのサッパリした喧嘩をする夫婦もいますが、それは例外として、基本的に夫婦喧嘩のときに暴力を振るうのは絶対にタブーです。

夫婦喧嘩中の暴力はそれだけで法定離婚事由に

夫婦喧嘩をするときに手をかけないというのは、最も基本的なルールです。それが守れないのであれば、離婚されても仕方ないでしょう。

暴力は、DV(ドメスティック・バイオレンス/ domestic violence)として、立派な離婚理由にもなります。場合によっては多額の慰謝料を請求されることもあり、自分自身の名誉を傷つけることにもなりかねません。どんなに夫婦喧嘩でカッとなっても、暴力だけは振るわないようにしましょう。

夫婦喧嘩による離婚を回避する方法

夫婦げんかによる離婚を回避するためには、話し合いの際に心がけるべき点がいくつかあります。順に見ていきましょう。

まずは相手の話を最後まで聞く

夫婦のみならず、相手が怒っているときにはまずは相手の言い分や話を最後まで聞くことが大切です。
口論を始めた本人も、話しているうちに落ち着いてきたり、きちんと話を聞いてくれたことでその後の話し合いが冷静に行えたりすることもあります。

思うところがあっても、まずは相手の話を最後まで聞き、そこから話し合いを始めてみてください。

相手の立場に立って話し合う

夫婦喧嘩の際は、お互いの立場で主張をしがちですが、相手の立場に立って物事を考えてみると、見えてくるものが異なってきます。
たとえば、専業主婦の妻が休日は家事を分担したいと言った時、夫の立場からすると、休日くらい休ませてほしいというのが本音だと思います。一方、妻の立場からすると年中休みがないのは精神的に辛いという思いがあったとします。そこにお互い共感して妥協案を話し合えると、建設的です。

話し合いは、相手の立場を理解することで、具体的な解決策のすり合わせがしやすくなるものです。

感情的になったときは一旦距離をおく

感情的になっていると感じた時、または感情的になりそうだというときは、気が付いた側からいったんクールダウンするように距離を置くことも一つの方法です。話し合いや喧嘩は、感情的になってしまうとお互いの感情のぶつかり合いになってしまい、解決が難しくなります。

意外と少しの間だけでもお互いに別の空間にいるだけでも、冷静になれるものです。

喧嘩の種の「改善方法」を話し合う

喧嘩の原因が明確になっている場合は、その原因は何か、どうしたら今後解決するのかを冷静に話し合うことが大切です。何度も同じ喧嘩内容を繰り返していると、いつしかそのせいで離婚に発展する可能性は大いにあります。

夫婦間の大きな問題となる前に防ぐためにも、喧嘩の種については、その都度前向きに改善していくことが最適です。

家族を巻き込む悪口は言わない

人は、自分の大切な人が攻撃されると許せないものです。たとえカッとなってしまっても、相手の家族・身内・大切な人を巻き込むような悪口は夫婦喧嘩で言わないように心がけましょう。
相手の家族等の言動や行動でどうしても耐え難いことがある場合は、夫婦喧嘩ではなく、冷静に自分が悩んでいることを伝え、具体的に解決策を交えて相談していくのがおすすめです。

家族や近しい人の人格そのものは否定せず、自分が困った彼らの行動のみに焦点をあてて話すのが、配偶者の気持ちを傷つけないコツです。

努力で変えられない部分を責めない

生まれや育ち、生まれつきの体質など、その人自身の力で変えられない部分を夫婦喧嘩で責めてしまうと、配偶者からの信用を失うきっかけとなってしまいます。

自分では変えられない部分は、本人自身もコンプレックスに感じており、責められた時により辛く感じる方が多いものです。特に相手の生まれ育ちを貶めるような言い方は、その人自身の人生を否定する言葉かけにもなりかねません。

婚姻を継続したいのであれば、決して夫婦喧嘩の際に言及しないようにしましょう。

人格を否定する言葉は避ける

もし、何か夫婦間で問題が生じたとしても、決して相手の人格を否定するような言葉はかけないようにしましょう。その時挙がった問題そのものについて話し合うべきです。

夫婦喧嘩の際に怒りを感じて「あなたって最低」「君はいやなやつだな」など、その人自身を否定する言葉かけは危険です。後々まで相手の心に残り、夫婦生活がうまくいかなくなる可能性があります。

その人自身を否定するのではなく、相手について自分が困っている部分を伝える工夫をしましょう。

価値観の違いは話し合いで妥協点を見つける

お金をかける場所や生活環境など、価値観というものは夫婦間でも違って当たり前です。違いがある場合は、夫婦喧嘩まで発展させずに冷静に妥協点を話し合うべきと言えます。

価値観というものは、相手に合わせて簡単に変えられるものではありません。どこまでが許せて、どこまでが許せないのか、具体的に話し合ってすり合わせていくことが夫婦生活を継続する上で大切です

相手の考えを全否定しない

相手の考えていることが自分とは異なったとしても、相手を全否定することは避けましょう。人は、自分の考えを否定されると反発心が生まれるものです。

相手を言い負かすことが目的であれば別ですが、今後も夫婦生活を続けたいのであれば「そういう考えもあるのだな」と、相手の考えをいったん受け止めることが大切です。

その上で、もし自分が違う考えを持っているのであれば、自分の考え方を穏やかに伝えるのがおすすめです。自分の考えを伝える前に、相手の考えのうち共感できる部分を伝えると、互いに歩み寄りやすくなるので理想的です。

自分が悪いところは素直に謝る

自分に否がある部分に関しては、素直に謝ることも大切です。

ただし、喧嘩がヒートアップすると、自分に悪いところがあると頭ではわかっていても素直になれない人は少なくありません。
喧嘩の勝ち負けにこだわって謝る機会を逃すと、夫婦間の溝は深まっていくばかり。

夫婦喧嘩はどちらかが一方的に悪いとは限らないケースもよくあります。自分の至らなかった部分は素直に認めることは、相手の溜飲を下げ、冷静な話し合いをはじめる第一歩になります。

夫婦喧嘩による関係悪化で離婚を回避できない場合

夫婦喧嘩によって婚姻を継続するのが困難な場合、離婚後も困らないよう入念に準備して進めることが重要です。無計画に離婚届を書き、提出してしまうようなことは避けましょう。

離婚後のことをなにも考えずに離婚を進めてしまうと、生活基盤や子供の親権の問題などが未解決なまま、不安定な生活に突入します。
特に子育て中の方の場合、経済的にも時間的にも厳しい中、子育てにも対応しすべてひとりでこなしていくことを迫られ、日常生活のストレスは非常に大きくなります。

相手が離婚に同意しない場合は弁護士に相談を

相手が離婚に同意しない場合は、夫婦間だけで離婚の話し合いを進めるのは難しくなります。それでも離婚を成功させたいのであれば、弁護士への相談をご検討ください。

弁護士を間に立てることで直接の話し合いを避けられるほか、離婚条件が有利になるよう、交渉を任せられます。

夫婦喧嘩が原因での離婚は、特に感情的になってしまい、話し合いが難航するケースが少なくありません。迷うのであればまずは弁護士への軽い相談から始め、実際に依頼するかは話を聞いてから判断してみてもよいでしょう。

まとめ

夫婦喧嘩が離婚にまで至るケースというのは、実は珍しいものではありません。夫婦喧嘩の原因の中に法定離婚事由があればスムーズに離婚できますが、夫婦喧嘩の折り合いの悪さだけが原因となると、離婚するにはお互いが離婚で合意するか、調停や審判を通じて婚姻を継続し難い「夫婦関係の破綻」を認めてもらう必要があります。

夫(妻)と喧嘩をしていても離婚を避けたい場合は、相手への配慮や冷静な話し合いにつなげるための工夫が大切です。
それでも離婚しか考えられない場合は、少しでも有利に離婚を進められるよう立ち回ることが重要となります。お近くの離婚問題に強い弁護士への相談をご検討ください。

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