離婚ストレスは生活にどう影響する?正しい乗り越え方は?
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離婚ストレスは正しい対処で乗り越えられる!
離婚は人生における大きなストレスの一つです。この離婚ストレスを抱えていると、生活にも重大な影響が現れます。
しかし、離婚ストレスがどのようなものか知り、正しい対処をすることで、離婚ストレスは乗り越えられます。
本記事では、
- 離婚ストレスとは何か
- 離婚ストレスが生活に及ぼす影響
- 離婚ストレスの正しい乗り越え方
についてご説明します。
離婚ストレスとは
離婚ストレスとは、その名のとおり、離婚によって起こるストレスです。これは主に、離婚前のストレスと、離婚後のストレスの2つに分けられます。
離婚前のストレス
まず、離婚前のストレスについて見ていきましょう。
離婚するか否かで悩む
自分から離婚を申し出るにせよ、パートナーから申し渡されるにせよ、離婚するか否かを全く悩まない人は少ないでしょう。
一度は、生涯をともにすると誓った相手です。自分から離婚を申し出ても、心の中では葛藤があるでしょうし、ましてやパートナーから急に離婚を申し渡された場合などは、気持ちの置きどころも定まらないでしょう。
「もしかしたら、離婚を回避できるのではないか?」、「離婚して本当に良いのか?」、そう思い悩むのは当然のことです。
離婚の合意ができない
パートナーと話し合っても、離婚の合意がなかなかできない場合があります。片方は離婚したいのに、もう片方は離婚したくない。このような事態になると、話し合いも平行線です。
離婚の条件が合わない
離婚の合意ができても、離婚の条件で話し合いが進まないことがあります。
離婚では、
- 財産分与
- 慰謝料
- 子どもの親権
- 養育費
- 子どもとの面会交流
- 離婚までの生活費(婚姻費用)の分担
など、数多くのことを協議する必要があります。
これらの協議では、夫婦の利害が対立しがちなため、条件が折り合わず争いになる場合が多いです。
離婚調停や離婚訴訟が厄介
離婚協議がまとまらなければ、離婚調停、離婚訴訟へとステージが進みます。
離婚協議ですら、話し合いは厄介なのに、協議がまとまらずに離婚調停や離婚訴訟となると、もはや素人が一人で進めていくのは困難です。
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離婚後のストレス
無事に離婚が成立しても、それで終わりとは限りません。以下は離婚後のストレスについてです。
パートナーを失って寂しい
パートナーを失うことは大きなストレス要因となります。
一度は好きになって結婚した相手ですし、離れてみて初めてパートナーの大切さに気付くこともあります。また、病気など不意の事態では、フォローしてくれるパートナーがいないことを心細く感じるかもしれません。
パートナーへの怒りが消えない
上記とは逆に、パートナーへの怒りが消えずストレスになることもあります。
離婚して、パートナーのことをキレイさっぱり忘れられればいいのですが、結婚生活での不満を引きずり、パートナーへの怒りが消えない場合があります。
生活環境の変化
離婚に伴い、生活環境が変わる場合があります。
例えば、住んでいた家を出て転居する、専業主婦だった妻が再就職するなど。
離婚と限らず、生活環境の変化は少なからずストレスを感じるものですが、離婚手続きで消耗したところに生活環境の変化が重なると、そのストレスは小さくありません。
本当は離婚の条件に納得していない
離婚は成立したものの、本当は離婚の条件に納得していない、という場合があります。
例えば、財産分与などの金銭面や、親権や面会交流権などの子どもに関すること。相手にうまく言いくるめられ、押し切られて、本心では条件に納得のいかないままに離婚してしまうと、それがストレス要因となります。
離婚を周囲に理解されない
残念ながら、離婚に関し、厳しい目を向ける人は存在します。
つらいのは、実家の両親や友人など、自分の周囲の人々に離婚を理解されないことです。世間の目もさることながら、自分に近しい人々に離婚を理解されないと、その人との今後の関係性にも響いてしまいます。
離婚ストレスが生活に及ぼす影響
離婚は人生の大きな転換点なだけに、それによるストレスは、ほうっておくと生活に多大な影響を及ぼします。
不眠
離婚ストレスのあまり、布団に入っても寝つけない、寝ついても途中で何度も起きてしまう、眠りが浅いなどの症状が出ることがあります。
不眠は、心臓病や脳卒中になるリスクを高めますし、日中の活動のパフォーマンスを低下させます。
食欲不振
食欲が起きない、食べたくてもほとんど物が食べられない、何を食べても美味しくないなど、離婚ストレスで食欲不振になる場合があります。
その結果、体重が激減し、体調に異常をきたすこともあります。
仕事が手につかない
離婚ストレスで頭の中がいっぱいになり、仕事が手につかなくなる場合があります。
仕事に支障が出ると、最悪、失職することもありえます。
意欲の低下
これまで自分が好きだったことに対しても意欲が起きず、「何もしたくない」という状態になることがあります。
離婚は、見方によっては人生の新たな門出です。しかし、このように意欲が低下してしまうと、前に進むことなどできません。
離婚ストレスの正しい乗り越え方
離婚ストレスは、正しい対処法によって乗り越えられます。
気持ちを吐き出す
離婚すること/したことへの不安を、誰か信頼できる人に吐き出しましょう。聞き役は、あなたの気持ちに良い悪いのジャッジをせず、ただ思いを受け止めてくれる人がいいでしょう。
信頼できる相手に心の内を吐き出すことで、自分の本当の気持ちに気付き、また心の整理をすることができます。
離婚専門の弁護士に相談する
離婚の合意ができない、離婚の条件が合わない、離婚手続きが難しい…こういったストレスに関しては、離婚専門の弁護士に相談することをオススメします。
離婚問題を専門に扱う弁護士は、離婚に関する交渉や法的手続きのプロです。弁護士はあなたの代理人として、わずらわしい交渉事や手続きをスムーズに進めてくれます。
「離婚後のストレス」の章では、「本当は離婚の条件に納得していない」というものを挙げましたが、離婚前に弁護士に相談することで、これを防ぐことができます。
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趣味に没頭する
離婚ストレスで意欲が減退する前に、趣味に没頭しましょう。
これまで趣味を持たなかった人は、この機会に色々なことにトライしてみるといいです。特に、スポーツなど体を動かす趣味や、手芸・絵画など手先を動かす趣味は、無心になれて離婚ストレスを忘れることができます。
新たな恋をする
新たな恋をし、これからのパートナーを見つけるのもオススメです。
離婚した直後は、新たな恋など考えられないかもしれません。しかし、信頼できる新たなパートナーを見つけられれば、その人はあなたの離婚ストレスを受け止め、新たな道をともに歩んでくれるでしょう。
離婚ストレスでお悩みの場合は弁護士に相談を!
まとめ:離婚ストレスは正しい対処で乗り越えよう
離婚ストレスが高じると、
- 不眠
- 食欲不振
- 仕事が手につかない
- 意欲の低下
などを引き起こします。
しかし、離婚ストレスは、
- 信頼できる相手に気持ちを吐き出す
- 離婚前に弁護士に相談する
- 趣味に没頭する
- 新たな恋をする
など、正しい対処法を取ることで、十分に乗り越えられます。
離婚ストレスは、ほうっておくと心身の不調につながります。離婚を契機にうつになってしまう場合も少なくありませんし、早い段階できちんとした対処をすることが大切です。
弁護士は離婚問題の専門家
離婚ストレスでお悩みの場合は、弁護士への相談をオススメします。
離婚では、金銭面や子どもに関することなど、様々なことを協議せねばなりません。けれども、離婚しようとしている相手と冷静に話し合うことは困難です。また、協議で終わらず調停や訴訟になった場合は、もはや素人一人で満足いく結果を得るのは至難の業と言うほかありません。
そこで弁護士の出番です。離婚を専門にする弁護士は、ストレスを抱えるあなたの気持ちを汲みながら、豊かな法的知識とタフな交渉力で、あなたをサポートしてくれます。
気構えず、一度、弁護士に相談してみましょう。
なお、弁護士への相談は、早めに行うのがベストです。早めの相談が、より有利でスムーズな解決につながります!
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