旦那がストレスでしかない妻200人に聞く夫にイライラする原因と対処法。【アンケート調査レポート】
旦那さんがストレスでしかない、とイライラを感じている妻は決して少なくありません。
2025年8月、離婚弁護士相談広場では、旦那さんとの家庭生活にストレスを感じている既婚女性200名を対象にアンケート調査を実施しました。その予備調査によると、既婚女性のうち「旦那さんとの家庭生活にストレスを感じている」と答えたのは全体の40.3%。結婚している妻の4割以上が、夫との生活にストレスを感じていると回答しました。
この記事では、今回行ったアンケートの調査結果をご紹介しつつ、旦那さんへのイライラやよくある夫婦間ストレスの原因、積もり続ける旦那さんへの不満に女性はどう対処すべきなのか、考察していきます。
旦那さんとの家庭生活におけるストレスに関するアンケート
実施:離婚弁護士相談広場 編集部
回答方法:Webアンケート調査
調査日時:2025年7月28日~30日
調査対象・回答者数:旦那さんとの生活にストレスを感じている既婚女性(20代〜50代 各50名、計200名)
目次[非表示]
旦那にイライラする原因
まずは旦那さんへイライラする原因について、方向性別に整理して、確認していきます。
家事・育児への非協力
共働き世帯が増える中で、家庭における家事・育児の分担に不平等を感じてる女性は少なくありません。
「子どもの世話をお願いしてもスマホを見てばかりで動かない」「体調が悪くても代わってくれない」など、夫が家事や育児に非協力的で、負担が妻にばかり偏るケースです。
自分だけが頑張っているという感覚
子どもが小さいと、子ども自身がママじゃないとダメと選ぶことで負担が母親に集中することもよくあります。自分が子どもにかかり切りになってしまうからこそ、手の届かない部分を夫にケアしてほしいにも関わらず、何の協力も得られないとなると、妻の気持ちとしては自分だけが頑張っているという感覚に陥りがちです。
生活習慣が改善しない
旦那の生活習慣のだらしなさや雑さが目につき、嫌悪感につながるケースです。
「脱いだ服を放置する」「ゴミを出し忘れる」など日常の細かなクセや習慣をいくら注意しても何度も繰り返されれば妻のイライラは蓄積します。むしろ細かなことだからこそ腹が立つのかもしれません。
日常のイライラを指摘しても同じことの繰り返し
こうした日常での意識や気の利き方は、本人の育ちや性格も影響するもので、やむを得ない面もあります。とはいえ相手の許容できる範囲を越えて意識がズレている場合、どうしても夫婦トラブルの火種になってしまいます。
いつまでも改善されない場合、指摘した側としては「自分を軽視されている」という感情につながりやすく、夫婦の関係性に悪影響を及ぼします。
無関心・自己中心的な行動
夫が会話に興味を示さず、返事も上の空――そんな無関心な態度が続くと、妻は「私はどうでもいい存在なのか」と孤立感を覚えます。
「家事や育児、教育は妻の役目」という無意識の思い込みが見え隠れする場合、妻は一人で家庭を支えているように感じ、精神的に追い詰められてしまいます。
仕事や趣味、自分の遊びを優先する夫も
また、夫が子どもの行事や家庭の予定よりも自分の仕事や趣味、交友関係を優先していると「家族を顧みない人」として強い失望を招きます。
夫に家庭の一員としての自覚がなく、家庭に関心を向ける姿勢を見せなければ、なかなか信頼関係は回復できません
感謝や謝罪、ねぎらいの言葉がない
日々の家事や育児にどれだけ時間や労力を割いても、夫から一言の感謝もない。そうした積み重ねが、妻の中に虚無感や孤独感を生み出します。「ありがとう」「ごめんね」「助かったよ」といった言葉は、相手を大切に思っているというメッセージであり、夫婦関係において欠かせない潤滑油のような存在です。
それにもかかわらず、「やって当たり前」「それが妻の役割」といった態度を取られると、まるでロボットのように扱われているような感覚に陥ります。感謝や謝罪、ねぎらいの言葉が一切ない関係は、相手を人間として尊重していないという印象を与え、深い失望や怒りを呼び起こす原因となるのです。
金銭感覚のズレや浪費
夫婦の間で金銭感覚が大きく異なると、生活の安定性に直結する問題としてストレスの原因になります。例えば、「節約のために外食を控えているのに、夫はコンビニで毎日高額な買い物をしてくる」「趣味にばかりお金を使い、貯金に非協力的」といった行動は、妻にとって理解しがたい無責任さに映ります。
さらに悪化すると、「借金をしてまで高額なものを購入する」「収支の管理をすべて妻に押し付けて自分は無関心」といったケースもあります。
こうした行動が続けば、「この人と家計を共にすることは危険だ」と感じるようになり、将来的な生活不安や不信感へとつながっていきます。
妊娠・育児期の理解不足
妊娠中や出産直後、そして育児初期の妻は、心身ともに極度の負担を抱えています。しかしその一方で、「出産したのは妻なのだから」「自分は何をしたらいいか分からない」といった理由で、夫が無関心・非協力的な態度を取る場面が少なくありません。
「夜中に何度も起きて授乳しているのに夫は朝まで熟睡」「体調が悪くても夫は気づきもしない」といった状況が続けば、妻は『この人と家族としてやっていくのは難しい』と感じてしまうのも当然です。特に育児のスタート時期は、夫婦の支え合いが必要不可欠であり、ここでの協力姿勢が夫婦関係の未来を左右するといっても過言ではありません。
【2025年アンケート】旦那にストレス・イライラを感じる時
離婚弁護士相談広場が実施した2025年の調査では、旦那との家庭生活におけるストレスについて、具体的な行動や言動が明らかになりました。
この章では、そのアンケート結果をもとに、妻たちがどのような瞬間に最もイライラを感じているのかを解説します。
夫婦関係で日常的に感じているストレス
まず、旦那さんとの日常生活において、どんなことがストレスになるのか、その原因について質問をしました。イライラを感じる行動・言動・態度について、16の項目からあてはまるものをすべて選んでもらいました。
夫の無関心・自己中心的な行動が上位。妻への配慮・共感不足がストレスに
最も多かったのは「ありがとう・ごめんねなどの言葉がない」(35%)。
次いで「自分のことばかり優先する」(32%)、「帰宅後ずっとスマホやテレビに夢中」(31%)と続きました。
夫の配慮不足や共感の欠如、自己中心的な態度が、妻にとってのストレスの大きな要因となっていることが読み取れます。
世代で異なる夫婦関係ストレス要因の傾向
続いて、前問で挙げられたストレス要因を世代別(20代・30代・40代・50代)に集計し、年代ごとにどのような違いがあるのかを分析しました。
公平対等な関係を望む30~40代と生活実態に不満を抱く50代
30〜40代では感謝の気持ちの欠如や不公平感など夫婦間の関係性に心情的な不満を感じる傾向が顕著でした。
50代は金銭感覚や生活習慣の違い、交友関係など、心情というよりも日常生活における旦那さんの行動そのものへの不満が目立ちます。世代ごとに、夫婦間での問題意識に違いがあることが確認されました。
一方で、20代は項目の選択数全体が他世代に比べやや低めで推移。婚姻期間がまだそこまで長くない20代の場合、他の世代に比べ不満の自覚があまり出てきていないものと考えられます。
全世代で不満につながる帰宅後のスマホ・テレビ
また、「帰宅後ずっとスマホやテレビに夢中」は全世代に共通する不満要因でした。
スマホやテレビをついつい見てしまう習慣は、夫婦間での会話や互いへの関心の薄れの表れとも言え、そのまま不満のトリガーになる実態が浮かび上がりました。
最も強く感じるストレス要因
次に、日常的に感じているストレスの中で「最も強く感じるもの」を一つだけ選んでもらいました。単一回答による結果を集計したものです。
旦那へのストレス、最も感じるのは「無関心」・「不機嫌」・「モラハラ」
「帰宅後ずっとスマホやテレビに夢中」(12.5%)、「些細なことで不機嫌になる・無言になる」(12.5%)、「モラハラ・上から目線の言動が多い」(12%)が上位に。
前の質問の回答と合わせると、「夫の無関心」「不機嫌な態度」「モラハラ的言動」の3要素は、妻にとって大きなストレスになることがわかります。
旦那に最もストレスを感じたのはどんな時?イライラ経験エピソードを紹介
今回の調査では、旦那さんに最も強くストレスを感じたエピソードを具体的に回答してもらいました。
寄せられたエピソードを通して、世の妻が夫のどんな態度・行動にストレスを感じているか、実態を掘り下げていきます。
集まったエピソードの内容ごとカテゴリ別でご紹介します。
家事・育児への非協力
- 子供の学校行事に有休は使わないけど、自分の趣味に関することでは有休を使うこと(福岡県・女性 50歳)
- こちらが家事で手が離せない時に子供のお世話をお願いしてもスマホに夢中で協力的でない(東京都・女性 35歳)
- 家事を何もしてくれないと言った時に『車の運転しているじゃん』と言われた事。
- 休日にしかも月2回位の買い物です。車の運転が家事になるのか…呆れてしまいました。(埼玉県・女性 46歳)
- 体調が悪い時も何も家事を手伝ってくれない(三重県 ・女性 28歳)
これらのエピソードに共通して見られるのは、夫の家庭への当事者意識の欠如です。家事や育児を「妻の役割」と捉えており、自分の行動(趣味や買い物の運転など)を過大評価する傾向があります。また、妻が体調不良でも手伝わないなど、思いやりや配慮に欠ける行動も目立ちます。
こうした態度は、「頼れない」「分かり合えない」といった不満を妻に抱かせ、精神的な孤立感を深めていきます。単なる非協力ではなく、家庭を共に運営する意識の不足が、妻のストレスの根本にあるといえるでしょう。
無関心・自己中心
- まだ子供たちが小さかった頃、休みの日に旦那だけご近所さんと遊びに出かけて、私と子供は置いてけぼりをくらうことが多かった。(島根県・女性 48歳)
- 職場の飲み会ばかり優先する。飲み会に行く事に関して申し訳ないと全く思ってない所。自分は不快に感じた。(高知県・女性 27歳)
- 毎日自分のことばかり優先してこちらのやりたい、したいことにはまったく耳をかたむけてくれない。(神奈川県・女性 57歳)
夫の「自分の予定や快適さを最優先し、家庭や妻の気持ちに目を向けない」姿勢も多くのエピソードに見られました。妻や子どもを置いて自分だけが楽しむ、妻の感情や希望を軽視する行動は、パートナーとしての配慮や共感の欠如を強く印象づけます。
自己中心的な振る舞いばかりが続くと、妻は「自分の存在が尊重されていない」「夫は家庭や家族が大事じゃない」と、深い孤独や虚しさを覚えます。
金銭感覚
- 欲しいものは借金してでも手に入れる(滋賀県・女性 53歳)
- 飲みに行って電車がないと簡単にタクシーで数千円もかけて帰ってくる。(山形県・女性 56歳)
- こちらは節約しているのに旦那は酒やタバコ、おつまみにお金を使っている(東京都・女性 32歳)
自分の欲求を優先する夫の金銭意識の低さは、家庭全体の経済状況に影響を及ぼします。
妻が日々節約や家計管理に気を配っている中、夫が無頓着にお金を使っていれば、当然やるせない気持ちになるもの。
こうした金銭感覚のズレが積み重なると、経済的な不安とあわせて夫婦の信頼関係にも大きなひずみを生みます。
不機嫌・感情的(暴言やモラハラ)
- イラついた時に大きな声を出しているのがとにかく不快。すぐキレる。(北海道・女性35歳)
- 今後の人生における重要問題の話し合いができない。すぐ感情的になる。(新潟県・女性 53歳)
- 上から目線で小馬鹿にしたように話し、強引にこちらに押しつけてくる。お返しにこちらが偉そうな態度を取ると逆ギレし、しばらく話さなくなる。(千葉県・女性 51歳)
- 面倒くさい事があるとずっと暴言を吐く(愛知県・女性 43歳)
- データを出せ、証拠を出せ、根拠がない等、日常会話のニュアンスでわかりそうなこともネチネチと責め立てる。(神奈川県・女性 39歳)
当然ながら、夫が自分の感情そのままに怒りや不機嫌をぶつければ、妻は嫌になります。そうした行為は妻にとって心理的な「圧力」となり、家庭を安心して会話すらできない環境に変えてしまいます。
特に「すぐキレる」「一方的に押しつける」といった度の過ぎた態度は、いわゆるモラハラ(モラルハラスメント)にあたり、大きな離婚要因にもなりかねません。
生活習慣・価値観の違い
- 作り置きのおかずを温めて食べるように言っても温めるのすら面倒でそのまま食べてしまうこと。(神奈川県・女性 54歳)
- 手を洗わないこと、手を洗うことを指摘すると嫌な顔をすること、やっと洗うようになったと思ったら石鹸をつけていなかったこと、石鹸をつけるようになったと思ったら3秒も経たずに洗い流していたこと(神奈川県・女性 28歳)
- 何かを置いたまま、やりかけたままなど中途半端が多い(大阪府・女性 39歳)
夫が無自覚・無頓着で、最低限の生活マナーや衛生意識を共有できないようだと、共同生活を営む妻にとっては大きなストレスになります。
何度注意しても改善されないようだと、一緒に暮らす意義すら見えづらくなり、夫婦間の距離も徐々に広がっていきます。
コミュニケーション不全
- 私の声を聞きたくないようで、しゃべるとテレビの音を大きくしようとされるので会話が全然なくなった(千葉県・女性 55歳)
- 会話がないので、意志疎通ができない(広島県・女性 50歳)
- 大事な話を聞いていない(愛知県・女性 30歳)
- 何を言っても、でもーと言い返してくる(東京都 ・女性 45歳)
- 携帯ばかりいじって話を聞かない(宮城県・女性 44歳)
「話を聞く姿勢がない」「会話を避ける」「一方的に否定する」など基本的な意思疎通が成立しない状態が続くと、夫婦の信頼関係は著しく低下します。
怒鳴る・怒るなど明確なモラハラでこそなかったとしても、話しかけてもなんの反応も期待できない相手と同居することはなかなかの苦痛で、妻の自己肯定感を傷つけ精神的な孤立感を強める原因となります。
旦那へのイライラ・ストレスで離婚を考える人の割合
最後に、旦那さんと今後、離婚する考えがあるかどうかを質問しました。
ストレス・イライラを感じる旦那さんとの生活が、どれだけ離婚の可能性とつながるのか見ていきます。
調査の結果、「離婚を強く考えている」(13%)、「離婚する可能性はあると思う」(23.5%)、合わせると全体の36.5%が離婚の可能性を考慮していることがわかりました。
中間層にあたる「どちらとも言えない・まだわからない」が32.5%、「離婚の可能性は低いと思う」「離婚は考えていない」を選んだ人が合計31%と、全体にはおおよそ3分の1ずつに分かれたものの、積極的に離婚の可能性も想定している層が最多という結果になりました。
世代別の離婚意向は30代がピーク、40代~50代と減少していく
また、この離婚意向に関する質問への回答を世代別に集計すると、以下グラフの結果となりました。
離婚意向が最も高い世代層は30代(「強く考えている」18%、「可能性あり」22%、、そこから40代(合計36%)・50代(合計32%)と、世代が上がるにつれ減少傾向となりました。
30代は女性が仕事・育児・家事と求められる役割の多い時期でもあります。妻がさまざまな面で忙しい分、夫が非協力的であったり無関心であった場合、妻に与える影響も大きく、結果、そうしたストレスが離婚のきっかけにもつながりやすいものと考えられます。
旦那がストレス、イライラを感じる場合の対処法
夫に対してストレスやイライラを感じていたとして、ただ我慢して耐え続けるのは心身に負担です。とはいえ、感情的にぶつかるだけでは関係悪化は避けられません。
なるべく夫婦関係を壊さずに自分の心と生活を守る現実的な対処法を7つに整理してご紹介します。
- 冷静に気持ちを伝える
- 夫婦のルールと役割を明確にする
- 夫と距離を取り、自分の心と身体を守る
- 自分の時間を確保してリフレッシュする
- 第三者にサポートしてもらう
- 夫の良い面を見直してみる
- 関係改善が難しいと感じたら
冷静に気持ちを伝える
アンケート結果にも出ていた通り、夫婦のすれ違いの多くは双方のコミュニケーション不全が原因です。
旦那さんがした想定外の行動に、あなたが「伝えたつもり」「察してほしい」と思ったとしても、相手はあなたのつらい気持ちに気付いていないかもしれません。
思い違いが怒りに変わる前に、旦那さんの行動に対して感じた自分の気持ちや負担を、冷静に伝えることが大切です。
「私は◯◯されるとつらくなる」と自分がどう感じたか話をしてみましょう。冷静に自分の感じたことを伝えれば、夫の防衛本能は刺激せず、自分の気持ちを伝えられるでしょう。口頭で話しにくい場合、LINEやメモで自分の気持ちを書いて渡すのも効果的です。
大事なのは「責める」のではなく「理解してもらう」こと。2人での話し合いは、夫婦関係を立て直す第一歩になります。
夫婦のルールと役割を明確にする
家事や育児、生活リズムに関する不満は、役割分担のあいまいさも原因のひとつ。
「家事は気になった方が気付いた時にやる」ルールで、旦那が気付かないタイプの人なら、細々目についてしまう自分ばかり家事をやることになるのも必然です。
「ごみ出しは夫」「子どもの送りは交代制」といった要領で、あらかじめ具体的なタスク単位のルールを決めておくと、こうした家の雑務に対する不公平感を減らせる場合があります。
「日曜日は夫が夕食担当」「平日の20時〜21時は妻の自由時間」というように、時間帯でのルールを定めるのもおすすめです。
スケジュールアプリなどで予定を共有しておけば、お互いの負担や忙しさも把握しやすくなるので、互いに協力しやすくなります。
夫と距離を取り、自分の心と身体を守る
どうしてもイライラが抑えられない時は、無理に向き合おうとせず、物理的・心理的に距離を取ることも必要です。
夫のことでイラつき思いつめるほど、心は消耗していきます。まずは深呼吸して一歩引き、相手に対する期待値を少しだけ下げてみましょう。
「期待するから腹が立つ」と割り切って「やってもらえたらラッキー」くらいに考えると心が楽になります。
物理的に距離を置くことが、冷静さを取り戻すことにもつながります。
外出し、すこし時間を空けても状況が落ち着かないような場合は、同居しつつも生活する部屋や時間帯を分けて過ごす家庭内別居もひとつの手です。
家庭内別居をしていても顔を合わせればどうしても衝突が生まれてしまうような場合は、別居を選択する方が現実的かもしれません。
ご両親が健在であれば実家に帰るのがシンプルです。女性相談センターやNPOなどが運営する女性向けシェルターなどの利用も考えられます。
自分の時間を確保してリフレッシュする
イライラがたまっているときこそ、自分のために時間を使いましょう。カフェで一息つく、短時間でもひとりで買い物に出る、本を読む、ドラマを見るなど、自分の機嫌を自分で取る工夫が重要です。特に「誰かのため」ばかりの生活を続けていると、自分を見失いやすくなります。
「頑張った自分へのご褒美」として、週に1回は好きなスイーツを買う、ネイルや美容院に行くなど、小さな楽しみを取り入れてみてください。リフレッシュすることで、イライラも少しずつ緩和されるはずです。
第三者にサポートしてもらう
夫婦だけで解決できない問題は、外部のサポートを利用するのも一つの方法です。「他人に頼るのは甘えではない」と自分を許して、適切にリソースを活用しましょう。ひとりで抱え込まないことが大切です。
友人に話を聞いてもらう
友人に話を聞いてもらうのもひとつの手です。なにか特別な対応を取るのにつながるわけではありませんが、誰かに話を聞いてもらうだけでも、心がずっと軽くなることもあります。
女性相談窓口や夫婦カウンセリングに相談する
自治体の家庭相談センター、女性相談窓口、夫婦カウンセリングなど、家庭の問題やトラブルを相談できる窓口もあります。近年は無料または低料金で利用できる場所も増えています。
家事代行サービスやベビーシッターを利用する
また、家事代行サービスやベビーシッターを使って、実際的に自分が抱えているタスクを外注化することで、負担を減らす選択肢もあります。
夫の良い面を見直してみる
イライラが続いていると、相手の悪いところばかりが目に入ってしまうものです。そんな時は、一度立ち止まって「良いところ」や「助けられている部分」にも目を向けてみましょう。
たとえば「働いて家計を支えてくれている」「子どもには優しい」といった面が思い浮かぶかもしれません。無理にポジティブになる必要はありませんが、「あの人にも、いいところがある」と気づくことで、感情の角が少しやわらぎます。夫婦は「お互いさま」で成り立つ関係です。心に少し余白をつくることも、対処法のひとつです。
関係改善が難しいと感じたら
夫婦での話し合いやカウンセリングへの相談などを通じても変化が見られず、精神的に限界を感じる場合は、いよいよ夫婦関係の見直しを考える時期かもしれません。
夫婦関係調整調停(円満)
裁判所の夫婦関係調整調停(円満)を利用すると、悪化した夫婦関係をどのように改善できるか、裁判所を介して話し合いの場を持つことができます。この円満調停では、裁判所の調停員から冷静な視点に基づく助言をもらえます。第三者の立場から見た自分たちの状況を理解することで、今後の夫婦関係の在り方を再考することができるはずです。円満調停は離婚する意思まではない、離婚調停に進めるか迷っている状況でも利用可能です。
円満調停を経ても話し合いが上手くいいかない場合、いよいよ離婚も視野に入っていきます。
決して「逃げ」ではなく、「自分を守るための決断」です。子どもの生活や将来を含め、今後の選択を具体的に準備しておくことが大切です。
旦那へのストレス・イライラを理由に離婚できる?
旦那さんに対するストレスやイライラは、離婚理由として認められるのでしょうか。
協議離婚なら条件なしに認められる
旦那さんと離婚協議を行い、夫婦両者が合意した場合、協議離婚成立として離婚は認められます。
協議離婚で理由や条件は問われないため、旦那さんとの共同生活によるストレス・イライラがきっかけでも特に問題はありません。
裁判所に離婚が認められる条件
離婚協議で話し合いがまとまらず、それでも離婚したい場合は、裁判所へ夫婦関係調整調停(離婚)、いわゆる離婚調停を申し立てることになります。
離婚調停で離婚を認めてもらうには一定の条件を満たす必要があり、その条件(法定離婚事由)は民放770条に定められています。
第七百七十条
夫婦の一方は、次に掲げる場合に限り、離婚の訴えを提起することができる。
- 一 配偶者に不貞な行為があったとき。
- 二 配偶者から悪意で遺棄されたとき。
- 三 配偶者の生死が三年以上明らかでないとき。
- 四 配偶者が強度の精神病にかかり、回復の見込みがないとき。
- 五 その他婚姻を継続し難い重大な事由があるとき。
旦那さんに対するストレスやイライラを原因として裁判所から離婚が認められる場合、このうち「婚姻を継続しがたい重大な事由」とみなされるのが一般的です。
この「婚姻を継続しがたい重大な事由」には、一般的に
- 性格の不一致
- DV
- モラハラ
- 家事や育児への非協力
- 金銭問題
- 長期間の別居
- 性交拒否
- 過度の飲酒やギャンブル
などが該当します。
相手に対するストレスやイライラが原因で夫婦での共同生活が難しい場合、性格の不一致やモラハラ、家事や育児への非協力などが主要因であれば「婚姻を継続しがたい重大な事由」に、帰宅しない・家賃や給与を家に入れないなど、より直接的な妻に対する問題行動がある場合は、同じく法定離婚理由である「悪意の遺棄」と判断される可能性もあります。
いずれにしても、夫婦関係の修復が難しく共同生活の継続が難しいことが明らかなら、条件や責任の所在にもよりますが、最終的には離婚自体は認められるケースが大半でしょう。
立証のために必要な証拠
旦那さんとの離婚を巡る調停・審判または裁判では、単に「夫婦生活がストレスフルでイライラが耐えないから」と感情的な主張だけで離婚が認められることは基本的にありません。
夫婦で意見がすれちがっている状況で離婚の認めを出す以上、裁判所に対して、旦那さんの問題行動・言動を客観的に示せる証拠が必要です。
夫婦生活によるストレスが重大であることを示す証拠としては、旦那さんからされた行動・言動を記録した日記やメモ、録音または録画した動画、LINEでのやりとり記録なども挙げられます。
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離婚前に準備しておくべきこと
離婚に踏み切る前には、住まいや生活費、子どもの教育など、離婚後の生活基盤を見据えた準備を進めるとともに、弁護士への早めの相談をおすすめします。
離婚前にするべき準備については、以下のページで詳しく解説していますのであわせてご参照ください。
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まとめ
今回行った調査を通じ、妻が旦那さんに感じるストレスは「無関心」・「不機嫌」・「モラハラ」を筆頭に、なにげない夫の行動や態度が引き金になることが確認されました。
日常生活の中のちょっとした行動の積み重ねが、妻にとっては大きな不満や孤独感につながっていき、最終的には妻の離婚意向を深める要因となります。
妻がストレスを感じる背景としては「夫婦間の役割分担の不均衡」「コミュニケーション不全」「相手への配慮や共感の欠如」も挙げられます。
特に30代の妻は、仕事・家事・育児と女性に複数の役割が重なり、夫からのサポートが得られず負担が高まりやすい時期である分、離婚意向が強い結果として現れました。一方、40代以降、年齢を重ねていくに連れ、ある程度ルーティンになっていく夫婦生活そのものに慣れていき、自分たちの夫婦の形として、苦しさはありながらも受け入れていく面もあるようです。
夫婦関係は必ずしも夫から妻、あるいは妻から夫と一方通行なものではなく、関係性がこじれる前であれば、互いの努力で改善できるケースもあるでしょう。
夫婦関係を良い方向に変えていくには、ストレスの背景の逆を取り、
- 夫婦間の役割分担の不均衡 ⇒ 家事や育児を分担する
- コミュニケーション不全 ⇒ 日常的な会話を増やす
- 相手への配慮や共感の欠如 ⇒ 小さな感謝の言葉を口にする
といった形で、夫婦としての関わり合いを積極的に増やしていくことが重要です。
夫婦生活の改善が見込めない場合、離婚も検討を
ただし、旦那さんからのモラハラや暴言、無関心など度を過ぎた問題行動が繰り返される場合、我慢し続けたところで状況の改善は望めません。あなたの生活の質は大きく損なわれ、最悪はDVなど身の危険を招く可能性もゼロではありません。
もはや旦那さんとの生活がストレスでしかない、改善が見込めない場合は、離婚の検討が必要です。実際に離婚に踏み切るとなれば、経済面の安定や住まいの確保、子どもの将来も見据えた準備も欠かせません。
旦那さんとの夫婦生活にどうにも我慢できない、離婚を視野に入れたいと考えた場合は、一人で抱え込まず、離婚問題に強い弁護士に相談することをおすすめします。
離婚問題に強い弁護士は、不倫や浮気などのケースでなくても、過去の離婚問題への対応・解決経験をふまえ実践的なアドバイスを提供することが可能です。弁護士からのアドバイスはあなたの夫婦問題への対応として考え得る選択肢を与え、次の一歩を踏み出す助けになるでしょう。
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