デキ婚の離婚率は高い?できちゃった婚は離婚が多いというのは本当?
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20代前半の6割ができちゃった婚、その内4割以上が離婚
できちゃった婚から離婚をしそうな人は、努力次第で回避できる!
10代から20代前半にかけて多い、できちゃった婚
厚生労働省の平成22年度「出生に関する統計」によると、10代のカップルの8割、20代前半のカップルの6割が、できちゃった婚で結婚をしているそうです。20代後半になると2割とグッと減りますが、それより若い人たちの多くが、恋愛期間中に妊娠がわかって結婚をしているようです。
また、結婚するカップル全体から見ると、できちゃった婚の割合は4分の1。そしてできちゃった婚から離婚に至る割合は、20代前半が4割以上・19歳以下に至っては6割近くと、非常に高い離婚率を示しています。
離婚弁護士広場を読んで、離婚に至らないための努力を!
「まずい!できちゃった婚をしてしまったから、自分たちは離婚してしまうのだろうか?」と、不安になった人もいるかもしれません。でもご心配なく! いまこのサイトを読んで、離婚に至らないための努力をすれば、できちゃった婚からの離婚はきっと回避することができます。
出来ちゃった婚の離婚理由は、“若さゆえの苦しみ”が大きい
<できちゃった婚の離婚理由①>「親になる」という覚悟ができていなかった
心の準備が何もないままに、親になってしまう
結婚をしてから子どもが生まれる場合は、お互いに「いずれ子どもが生まれるだろう」という覚悟ができているので、妊娠・出産というプロセスを自然に受け止めることができます。
ところが、できちゃった婚の場合は、男性にも女性にもその覚悟がほとんどできていません。ある日突然妊娠の事実が発覚し、夫婦になる覚悟すらないまま、結婚・出産・育児という人生のドラマを経験しなければなりません。
「こんなはずじゃなかった」という後悔が、離婚の引き金に
「子どもを欲しいと思っていたわけじゃなかった」「あのとき、もっと気を付けて避妊をしていれば…」そんな後悔の気持ちをかかえたまま、パパ・ママになってしまう人も、少なくありません。
ところが子育ては、覚悟ができていない人がやり遂げられるほど、楽な仕事ではありません。おむつ替えや授乳・離乳食作り・お散歩・健康管理と、やらなければならないことは山積みです。その負担がストレスに拍車をかけて、「こんなこと、もうやってられない!」とついに爆発し、離婚の引き金を引いてしまうのです。
<できちゃった婚の離婚理由②>やりたいことができないまま、親になってしまった
独身時代にやりたいことをやってから結婚・出産すると、後悔はない
ごく普通に結婚をして出産をする場合は、「子どもが生まれたら時間もお金も自由にならないから、今の内にやりたいことをやっておこう」と、独身時代に仕事や資格取得・趣味・旅行などを心置きなくやっておくことができます。
たとえば「20代の内に会計士の資格を取り、開業して落ち着いたら子どもが欲しい」と思っている男性もいるでしょうし、「結婚してママになったら遊びに行けないから、今の内に海外旅行に行っておこう」と考える女性もいるでしょう。
「本当はやりたいことがあった」という後悔の念に苛まれる、できちゃった婚
ところが、できちゃった婚の場合には、そうやって計画的に動くことができません。「本当はもっとやりたいことがあった」と思っても、親になる以上、過去に戻ることはできないのです。
10代や20代前半といえば、遊びたい盛り。その時期に子どもができてしまうと、「私の人生はいったい何だったの?」と後悔し、離婚が心をよぎっても不思議はないでしょう。
<できちゃった婚の離婚理由③>夫の収入が少なく、生活が貧しかった
生活の貧しさから、ささいなことでケンカに
10代や20代前半にできちゃった婚をすると、若いが故に夫の収入は少なく、妻は出産後で働くこともできません。20代前半の男性の収入といえば、年収300万円を切る人も少なくないでしょう。
ところが、できちゃった婚をしたとたん、アパートの賃貸料や子どものおむつ代・ミルク代と、いろいろな費用がかかります。生活はけっして豊かとはいえず、お金が足りないことからささいなことでもケンカになり、夫婦仲が悪くなって離婚へと至ってしまうケースもあります。
出来ちゃった婚で離婚しないためには、どうしたらいい?
<できちゃった婚の離婚を回避する方法①>何とか工夫をして、夫婦の時間を作る
忙しい時間をやりくりして、夫婦で過ごすひとときを
できちゃった婚の場合は、恋愛から結婚・出産に至るまでの課程がスッポリと抜けているので、二人の時間を十分楽しまずに親になってしまいます。そのため、「もっと二人でいたかった」という思いは、夫も妻も持っているでしょう。
その気持ちが不満へとつながらないように、忙しい時間を何とかやりくりして、少しでもいいから夫婦だけで過ごすひとときを作ることが大切です。
たとえ親になっても、恋愛時代のような“二人の時間”は大切
たとえば子どもが夜寝てから、夫婦で一緒に映画やドラマを観ながらおしゃべりするのもいいでしょう。可能であれば、休日に子どもを実家に預け、二人でデートができたら最高です。こうして出産後も恋愛時代のような“二人の時間”を持てれば、「できちゃった婚だけど、結婚できて本当に良かった」とお互いに思えることでしょう。
<できちゃった婚の離婚を回避する方法②>生活が苦しい場合は、妻も働く決心を
妻も家計の担い手としての自覚をもつこと
20代前半にできちゃった婚をした場合、夫婦の生活は想像以上に大変なものがあります。どちらかの実家に住むなどの恵まれた環境があれば別ですが、賃貸住宅を借りて夫の収入だけで生活していくのは、かなり厳しいものがあるでしょう。生活が苦しければ、夫婦仲も子育てもギスギスし、離婚が心をよぎることになるかもしれません。
ママ自身もまだ若いので、子ども預けて働くのは大変かもしれませんが、今は子どもを預けて働く女性も大勢います。自分自身も家計の3分の1ほどを支える気持ちで、パパと協力し合いながら、仕事と育児の両立を考えましょう。それができちゃった婚の離婚を防ぐことにもつながります。
<できちゃった婚の離婚を回避する方法③>積極的にママ友を作る努力を
ママ友を作ることで、子育てがグンと楽になる
若くしてできちゃった婚をすると、子どもの育て方がわからずに夫婦ゲンカが絶えず、離婚に至ってしまうこともあります。それを回避するためには、悩みを聞いてくれるママ友を積極的に作ることが、とても大切です。
できちゃった婚のママは、周囲のママとの年齢差があるため、どうしても社会で孤立しがち。でも、もし子育てで辛いときに話し合えるママ友がいたら、ずいぶん心が楽になるはずです。
子育ての悩みや愚痴をこぼせる相手は、とても大切
「うちのパパったら、子育てに協力してくれなくて、もう離婚したいぐらいだわ」と愚痴をこぼしても、「そんなこといったら、うちだって同じよ」と返してくれる人がいたら、本当に離婚したいとは思わないでしょう。
公園などでママ友を作るのが難しかったら、地元の子育てサークルに入ったり、自治体の子育て支援課の人に相談するという方法もあります。もしかしたら、自分と同じようにできちゃった婚をしたママがいて、紹介してくもらえることもあるかもしれません。
できちゃった婚の離婚に関するまとめ
できちゃった婚で離婚しないための具体的な方法をご紹介しましたが、離婚を避けるために何より大事なことは、“お互いを思いやる心”です。妻が若くして母親になって悩んでいるように、夫もまた、若くして大黒柱となったことで苦労をしているのです。
その気持ちをわかってあげて、「大変だけど、一緒にがんばろう」と、自分から明るいオーラを出してみましょう。夫(妻)に心から感謝し、「私たちは若くてパパ・ママになったから、子育てが一段落するのも早くてラッキーね!」ぐらいのポジティブな気持ちで、乗り切ることが大切です。
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