姑が嫌すぎる!二度と顔も見たくないので離婚したい!と本気で考えたら

姑問題

姑問題で離婚をしても後悔しないかどうか、じっくりと考えてみる

大切なのは姑と離れることではなく、離婚後に幸せになること

きらいな姑から逃げたい一心で離婚をしてしまうと、必ず後悔する

「もうこんな姑とは絶対にうまくやっていけない!離婚をするしかない」と、きらいな姑と別れたい一心で離婚をしてしまう人がいます。でも、何も考えずに離婚をしてしまうと、絶対といっていいほど後悔をします。なぜなら、離婚することは、そんな生やさしいことではないからです。

姑問題で離婚して経済的な問題はクリアできるか?

離婚後の経済的な問題は、クリアできますか?「ここ1~2年間は大丈夫」というのではなく、10年後・20年後も安定した生活を送れなければ、安心はできません。もしかしたら、今安定した生活にドップリとはまっていることで、普通に暮らせることの有難みを忘れてしまっているかもしれません。

本気で離婚を考えるのであれば、経済的な問題は絶対にクリアする必要があります。実家に帰れるのなら、当面の住居費はかからないかもしれませんが、それも先々は財産相続の問題などでどうなるかわからないことを、念頭に置いておきましょう。

将来的にずっと働ける仕事をもっているか?

「今100万円単位の貯金を持っているから、離婚しても大丈夫」と思っている人もいますが、それは早計です。離婚をしてきらいな姑と別れ、「ああこれで辛い思いをしなくて済む。離婚して本当に良かった」とそのときは思っても、100万円単位のお金は働かなければすぐに無くなってしまいます。

そしてその後にやってくるのは、貧困の現実です。「どうしても姑が許せない」と離婚して社会の荒波に飛び込み、結果的に貧困生活にあえいで後悔する女性は、けっして少なくないのです。

パートやアルバイトではなく、正社員(または相応の金額を安定的に確保できる職業)として安定して働き続けられる環境がなければ、すぐに離婚するべきではないでしょう。離婚して姑と離れたいと思うなら、今はじっと我慢をして密かに資格取得の努力をするなど、離婚後の生活を維持する下地作りをするのが賢明な方法です。

姑と和解できる可能性が本当にないのか、振り返ってみる

姑問題で離婚を決める前に、次のことを確認してみましょう

良い嫁になろうと頑張り過ぎていなかったか?

何事にもがんばるタイプの人は、良い嫁になろうと気合いが入り過ぎ、それがかえって嫁姑の中をこじらせて離婚に至ってしまう場合があります。もともと家庭とは心の安らぎの場なので、嫁が力んでがんばってしまうと、「ゆっくり寛ぎたい」と思っている周囲は思わず引いてしまいます。

それよりはむしろ、多少姑に文句を言われても笑って受け流してしまうくらいの嫁の方が、姑としては可愛いものです。数日間掃除をしないで姑に文句を言われても、それで死ぬわけではありません。人間、ホコリではなかなか死なないものです。

子育て中は完璧な家事などはじめから無理だと、認識していたか?

女性の場合、特に子育て中は猫の手も借りたいほど忙しく、そもそもいい嫁などやっていられる状態ではありません。それを「何が何でもちゃんとやる」と夜中にヘトヘトになりながら家事をやったりすると、あまりのオーバーワークに身も心も疲れ果て、「何で私だけが?」と一人で切れて離婚を考えてしまうのです。

家事の手抜きは、あるときは家庭円満の秘訣ともなります。核家族の場合は遠慮が無いので、疲れれば家事を放って寝てしまうこともできますが、姑がいる場合はなかなかそうもいきません。でも、あえて優先順位を考えながら上手に手抜きをすることで、姑との生活も楽になってきます。

姑とは、もともと文句を言う生き物だとわかっていたか?

姑とは、もともと文句を言うのが仕事のようなもので、それができないとストレスがたまる生き物だということを、あなたはわかっていたでしょうか?

たとえば嫁が姑に文句を言われたくなくて、栄養バランスの整った食事を作ったとします。すると姑は、「なんだかこの魚、味が薄いんじゃない?」と、平気で文句を言ってきます。嫁としては「私がここまでがんばっているのに、それでも姑は文句を言ってくる。もう許せない!」とプッツリ切れ、離婚したい気持ちにもなるでしょう。でもそこで切れてしまっては、姑とうまく付き合うことはできません。

なぜなら、ごく一部の理解あるお姑さんをのぞき、ほとんどの姑は“嫁への文句”なしには生きていけないからです。可愛い息子をうばい取った嫁に一生をかけて文句を言い続けたいのです。

どうしても許せないなら、「認知症の介護をするよりまし」と思う方法もある

何とも理不尽な話ですが、もしあなたがこのような事態で悩んでいるとしたら、それは姑という生き物の生態をまだ理解していないのかもしれません。そのことで離婚まで考えるのは、せっかく築いた結婚生活があまりにもったいないというものです。

「でも、姑のあの文句の言い方はあまりにひどい!どうしても姑が許せない」と思うなら、「認知症の介護をするよりまし」と思ってみるのも、ひとつの方法です。

たとえば姑がとてもできた人だったとして、そのときは嫁姑の仲も良かったとしましょう。それがある日を境に姑が認知症になったとしたら、執拗につっかかってくる姑に「これは病気だから仕方がない」と、そのための対応策を考えるはずです。

いま目の前で自分をいじめる姑も、“息子を取られた病”の患者のようなものかもしれません。そう思えば、その対応策を考えながら、何とかうまくやっていけるかもしれません。少なくとも、症状の進んだ認知症の姑と一緒に暮らすよりは、よっぽどましなはずです。

どうしても姑の言動に我慢ができなければ、まずは弁護士に相談してみる

親権や養育費・財産分与の問題は、離婚問題に強い弁護士に事前相談を

「いろいろ考えたけれど、やっぱりどうしても我慢ができない」という場合は、もう離婚するしかありません。まず離婚問題に詳しい弁護士に相談し、どのように話を進めていったら良いかアドバイスを受けながら、離婚協議に臨むことをお勧めします。離婚問題は夫と自分との関係だけでも難しいのに、そこに姑まで関わってくるとなると、話はかなり複雑です。

不用意に切り出してしまうと、家を突然追い出されてしまうなど、一触即発の危機にもなりかねません。そのようなことにならないよう、離婚問題のプロフェッショナルに相談することは必須です。

嫁姑問題で離婚する際、子供の親権をどちらがとるかで揉めるケースは多々あります。また、養育費や財産分与の問題、場合によっては慰謝料の問題なども絡んできます。まずは当サイトの「都道府県から弁護士を探す」の中からお住まいの地域を選び、離婚問題に強い弁護士事務所を何件かピックアップしましょう、

そして実際に数人の弁護士から法律相談を受け、その中から一番相性の良い弁護士をひとり選び、具体的に話を進めるのがベストの方法です。

嫁姑問題で慰謝料を請求できるケースもある

慰謝料とは、婚姻期間中に受けた精神的苦痛に対する賠償金なので、嫁姑問題で慰謝料を請求できる場合もあります。ただし、夫の不倫や暴力といった理由に比べると、嫁姑の関係で精神的苦痛を受けたと判断するのは難しく、嫁姑問題で慰謝料を請求できるケースは多くはありません。

それでも、「自分が離婚しなければならないのは、姑の執拗な干渉以外の何ものでもない。慰謝料を請求して戦う覚悟がある」というのなら、弁護士に相談して話を進めると良いでしょう。その場合には、事実を証明するために証拠の品を提出する必要もあります。

嫁姑問題による離婚に関するまとめ

嫁姑の関係は“なさぬ仲”と言われるように、解決することのない紛争の中にいるようなものです。自分が姑を変えることはできませんし、夫に期待をするのも難しいでしょう。ならば自分が賢くなって、“下手に出ながら、実は姑を操っている”という、本当の意味で良い嫁になることです。

“姑から文句を言われない嫁”ではなく、“姑から文句を言われても平気でいられる嫁”になれたら、あなたは離婚をせずに家庭を維持することができるかもしれません。ときには姑に内緒で友だちとランチや映画を楽しむなど、息抜きをすることも大切です。

そして、そのような努力をしても「どうしても離婚しなければ無理」とわかったときは、覚悟を決めて将来の計画を立てましょう。けっして焦らずに、離婚後に貧困生活を送ることのないよう、経済的な地固めをすることです。

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