離婚話が進まない聞いてもらえない場合の対処法について解説

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離婚話を切り出そうとしても妻(夫)が聞いてくれない理由
妻(夫)と離婚をしたいのに「全く同意をしてくれない」とお悩みの男性(夫)は、妻への「離婚の切り出し方」について、今までの方法を変えてみましょう。
妻に離婚を受け入れてもらうには、段階を踏んで、妻の心理を理解しながら「適切な行動」を取る必要があります。
妻が夫の離婚話を受け入れない理由
- 勘が鋭い、自分にとって都合の悪い話かどうか察知する
- 離婚後の生活が成り立つのか不安(経済的問題)
- 孤独が怖い、離婚後一人になるのが不安
個人差はありますが、女性は男性に対して、経済的側面で依存することが多いです。もちろん、家事や子育てで家を守ってくれるのが「妻の役割」ですが、男性のようにバリバリと働き稼ぐのは体力的にも難しいことです。
このため「離婚」という現実に直面した際、パニックで頭の中が真っ白になってしまい、防衛機制(ディフェンス・メカニズム)によって【現実・空想・病気】の側面で逃避し、現実から目を背けようとする「心の動き」が発動するのです。
防衛機制(ディフェンス・メカニズム)とは?
防衛機制(ぼうえいきせい、英: defence mechanism)とは、ジークムント・フロイトのヒステリー研究から生まれた考えであり、受け入れがたい状況や危険な状況に直面した際、潜在的に不安や危険を軽減しようとする無意識的な心理的メカニズムことを意味する。
防衛機制(ディフェンス・メカニズム)は、オーストリアの精神科医ジークムント・フロイトの研究から生まれた考えであり、より細かな分析はフロイトの娘、アンナ・フロイトが概念をまとめました。
なお「潜在意識」のことを語り始めると、このページだけで紹介できません。このため、本記事では「妻が離婚を受け入れない」ことを防衛機制を使って読み解くのに留めたいと思います。
話を戻すと、防衛機制(ディフェンス・メカニズム)とは精神の均衡を図ろうと「無意識」が行う心の働きについて整理された概念です。厄介なことに「防衛機制」の強い女性は男性以上に「勘が鋭く」こちらの考えや行動を一瞬で見抜いてしまいます。
つまり不安や受け入れたい衝撃から回避するため、防衛機制(ディフェンス・メカニズム)が働くのですが、男性(夫)よりも妻の勘が鋭いのは、無意識が「夫の異変」について察知しているからです。
例えば夫が自分に都合が悪い話をしようとする直前に、無意識が「この話を聞き続けると心が傷つく」ことを瞬時に見抜きます。
そして、夫の顔色や様子から「これから話す内容」を読み取り、危険だと判断するやいなや、都合の悪い会話を逸らそうと(反射的に)別の話をし始めるのです。
なお妻の「反射的行動の出方」には、個人差があります。話で遮る女性もいれば、ユーモアのある行動で話題をそらそうとする者、急に泣きわめき暴れ出すなどして夫を困らせる者、鬱のような状態に陥り、病で夫の看病を必要とする者など。
防衛機制(ディフェンス・メカニズム)自体は悪いものではなく、防衛機制が無ければうつ病やより深刻な精神の病に掛かってしまうので「防御」が精神の崩壊を食い止めているのです。
防衛機制(ディフェンス・メカニズム)は大きく分けて14の種類があります。
防衛機制(ディフェンス・メカニズム)の種類
| 抑圧(pression) | 解釈や感情を無意識に追いやること。 |
|---|---|
| 合理化(rationalization) | 自分の失敗を正当化する。 |
| 逃避 | 欲求不満を感じる状況から逃れる。 |
| 昇華 | 代償の目的を社会的に認められたものに置き換える。 |
| 補償 | 例)〇〇がだめなら、△△に打ち込もう |
| 退行(regression) | 未発達な状況に戻る(例:赤ちゃん返り、幼児返りなど) |
| 反動形成(reaction formation) | 抑圧されたものと正反対のものを感じ、安心感を得る。 |
| 転位(displacement) | 抑圧された感情や行動から、別の対象に目を向けること。 |
| 分離(isolation) | 考えと感情を分けて、いずれかの状態を抑圧し精神の均衡を保つ。 |
| 分裂(splitting) | 全てを善か悪か、0%か100%かで決める(白黒付けたがる) |
| 投射(projection) | 自分の感情を認めず、相手に原因を反映させること(例:夫を軽視している妻が、夫から軽視されていると考える) |
| 同一視(identification) | 自分が憧れる存在と自分を同一視し、劣等感から逃れる |
| 打ち消し | 全てをリセットする、0からスタートする(リセット症候群) |
| 隔離 | 見たことを見なかったことにする |
どうでしょうか? これら防衛機制について理解を深めれば深めるほど、なぜ妻が話を聞いてくれなかったのかが良く分かるでしょう。
これは妻に限らず、男性の中でも「逃避しがちな人」に当てはまることであり、周囲の人を理解するのに「必要な知識」と言えます。
離婚の話がなかなか進まないという方は(上の)表中の行動と「妻の態度」を照らし合わせてみてください。これで妻の不可解な行動が、読み解けるのでは無いでしょうか。
妻の防衛機制が離婚の話を遠ざけている
離婚の話をしているのに、急に夏休みの旅行の話に切り替わってしまった。
夫の側からしたら「なぜこのタイミングで、別の話をするんだろう…間が悪い」とイライラしたり、腹が立つかも知れません。

前項の防衛機制について知らなければ、妻にどのようにして離婚話を切り出すべきか。途方に暮れることでしょう。
しかし女性の心理には「共通する傾向」があり、防衛希望に照らし合わせながら、粘り強く「交渉」を行うことで離婚話がしやすくなります。
ここでは「妻の心理」を紐解くとともに、どのようにすれば、妻が「離婚話を受け入れてくれるのか」交渉のポイント分かりやすくまとめてみました。
妻との離婚話を有利に進めるために重要なポイント!
- 大切な話があると伝える
- ここまでの会話の流れを整理する
- 会話の主導権を握る
- 妻が不安を抱かないよう離婚後の「条件」を提示する
- 第三者を交えて話をする
これらは離婚話を妻に切り出したい方が「離婚を受け入れてもらう」のに必要な5つのステップであり、前項の防衛機制のメカニズムをもとに作成しました。
①〜⑤の内容について、順に解説しましょう。
POINT①:大切な話があると伝える
途中で話題をはぐらかされないよう、まずは「大切な話がある」と予告してください。不安を感じさせないよう、相手の目を見て、優しい口調で伝えるようにします。
また「これから大事な話をしますよ」と前置きをすることで(相手が)話を聞かざるを得ない状況(対話の機会、打ち明けるタイミング)が生まれます。
POINT②:会話の主導権を握る
妻が会話の主導権を握る前に「これから、大切な話をするので最後まで聞いて欲しい」と宣言をします。これで相手(妻)が会話の途中で別の話をしないよう、予防線を張るのです。
女性の話は、次から次へとテーマが変わるので、男性が会話に付いていくのは難しく、ちょっとした隙に会話のイニシアチブを取られてしまいがちです。
妻が会話をコントロールしないよう、先ずは「これから話の内容を聞くよう」相手の承諾を得て、静かに聞いてもらえる状況を整えてから「本題」へと話を進めてください。
POINT③:会話の流れを整理する
ここから「離婚したい」ことを打ち明けていきます。なお、先に結論を言うのではなく、離婚したいと思うようになった経緯から話し、最終的に「離婚したいと考えるようになった」ことを(話の流れを整理しながら)相手の理解を求めていきます。
なお、会話途中で「話の内容が相手に伝わっているのか」顔色をうかがい、相手が理解していない部分は、説明に多く時間を割くなどし、丁寧に話を進めてください。
なお途中で妻が逆上をしたり、泣き叫んだりした場合は、気持ちが落ち着くまで側に寄り添い、相手の落ち着いたタイミングで「話を続けて良いか」聞くようにしましょう。
ただし一旦離婚について話し始めたら、できるだけ「その日のうちに」最後まで話を聞いてもらうようにします。
話の途中で「続きは後日ゆっくり話そう」と引き延ばしてしまっては、女性は後日「何事も無かったかのように」振る舞う可能性があります。
また、ヒステリックな女性であれば、突然喧嘩をふっかけてきたり、大声で罵倒するなどし、何とか離婚を留まらせようと(夫には到底理解できない)突拍子も無い行動に出る可能性があります。
離婚話の消費期限は「当日中」です。話を寝かせてしまうと、相手の逃避行動、防衛機制によって話の本質がどこかに追いやられてしまい、離婚話どころでは無くなります。
離婚話は翌日以降にならないよう、根気よく「当日中に決着できるよう」話を進めてください。
POINT④:妻が不安を抱かないよう「条件」を提示する
離婚について考えを打ち明けることができたら、次に妻が不安を抱かないよう、離婚後の生活や慰謝料、養育費、親権、住まいなどの問題について、内容を整理していきます。
妻が不安を抱きそうな「経済的な問題」を中心に、今後それぞれが幸せに暮らせる条件を話し合い「お互いが納得できる条件」で着地点を探しましょう。
妻(女性)が最も不安なのは【お金・住まい・孤独】の三点です。この部分の恐れが無くなるような条件や「交渉の仕方」を何度もシミュレーションしておくと安心です。
POINT⑤:第三者を交えて話をする
ここまで、夫と妻の二人で話し合うことを前提にしましたが、最終的に「離婚」を望んでいるのなら、第三者として知人や弁護士を間に挟むと、有利な状況で話合いが進められます。
夫と妻だけでは、喧嘩になって話合いができないという場合でも、第三者を挟むと「醜態は見せられない」と思うのか、冷静な状態で協議できるからです。
悲劇のヒロインタイプの女性であれば(自分の空想に、第三者を巻き込もうとする傾向あり)少々厄介ですが、冷静に状況を整理しながら話を進めれば、話の本質から逸れずにお互いの理解が深められます。
また妻(女性)のヒステリーが酷いという方でも、第三者の前で取り乱すようなことは少なく、離婚について現実と向き合い「何が最良の方法なのか」考えられるよう、意識が切り替わるでしょう。
離婚話を有利に進めるには事前の準備と弁護士への相談が重要
妻(夫)との離婚話を有利に進めるには、離婚準備ノートなどを事前に用意するのと共に妻の心理を把握するのが重要です。
ただどれだけ準備をしても妻によっては防衛機制によって話がまともに進まず、ヒステリックを起こされたりする可能性が高いので、そういった場合は弁護士に相談するのが最適でしょう。
弁護士はそういった事例への対処も慣れていますし、離婚後に生じるであろうトラブルなども事前に回避することが可能です。
無料相談ができる事務所も多いので、まずは以下のリンクから自分の地域の弁護士事務所に相談をしてみてはいかがでしょうか。
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