離婚して幸せになる人の10の特徴。自分の人生を取り戻す離婚準備7つのポイント
現在の結婚生活がうまくいかず離婚を考えているという方にとって、離婚後に幸せな生活ができるかどうか不安に感じることは多いのではないでしょうか。
離婚自体は簡単にできたとしても、その後の生活で経済的な苦境に陥ったり、離婚後の方が淋しく辛くなったりするのであれば離婚したことの意義は薄れてしまいます。
一方で、きちんと下準備をした上で離婚に踏み切り幸せな生活を手に入れたという方が多くいるのも事実です。
この記事では、離婚後に幸せな生活を送るために大切なポイントや、離婚後に幸せになりやすい人の特徴、逆に離婚後に幸せを感じにくいケースについて解説します。今後離婚を考えている方、離婚後に幸せに過ごすためのポイントを知りたい方はぜひ参考にしてください。
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離婚して幸せになる人の10の特徴
離婚して幸せになれる方には、共通点が存在します。どこかの要素が大きく欠けていると、せっかく離婚に踏み切ったとしても幸せを感じにくいケースも少なくありません。
離婚して幸せになる人に見られる特徴・共通点を見ていきましょう。
- 経済的に自立している
- 離婚相手に未練がない
- 離婚しても自分自身の力で生きていける
- 家族・子供が離婚に理解がある
- 離婚を自分で決断している
- 協力してくれる友人・家族がいる
- 趣味や生きがいがある
- 世間体を気にしない
- 計画性をもって離婚準備できている
- 納得いく離婚条件でまとまる
経済的に自立している
離婚後に幸せな生活を送るためにも、経済的な自立は必要です。
人生はお金がすべてではありませんが、最低限の生活費すらままならないと、離婚後の生活は厳しくなります。せっかく離婚で自由な生活になったとしても、お金の問題から衣食住にも困るようでは、手放しでの幸せは感じられません。
離婚後の生活が続くことを見据えれば、自分自身で働いて安定した収入を得るのが基本ですが、専業主婦の方の場合は財産分与で離婚時に当面の生活をまかなう資産を得ることも重要となるでしょう。
ただし、財産分与で思ったよりも資産が得られなかった場合もあります。
経済的な自立は、離婚後の幸せに直結します。相手の資産だけに頼らず、離婚後に自分自身でお金を稼ぐ方法も準備しておきましょう。
離婚相手に未練がない
離婚したいと思いながらも相手に未練がある状態では、離婚後に後悔する可能性が高くなります。
離婚を決断するのであれば、配偶者への未練はしっかりと断ち切り、他人として生きていく覚悟を決めることが大切です。
強い未練がありやはり離婚したくないのであれば再考が必要ですが、離婚したい理由がはっきりしている場合は、離婚相手への執着を捨て自分自身が精神的に自立していく必要があります。
離婚しても自分自身の力で生きていける
離婚後に一人で生きていける力があるかは、幸せな離婚後の生活に必須の条件と言えます。
必要な時に自治体での手続きやお金の管理など、生活を成り立たせるためには様々なことを自分でこなさなくてはなりません。
自分自身で生活に必要な知識や能力がなければ、離婚後に生活がままならず困るシーンが出てきてしまいます。離婚前には元配偶者に頼ることはできません。自分自身で生きる力を身に着けておき、安心して離婚ができるようにしておきましょう。
家族・子供が離婚に理解がある
配偶者以外の家族や、子供からの理解が得られていると、離婚後も新生活を楽しみやすくなります。
子供や家族が離婚に反対している場合や、離婚を嫌がっている場合には離婚後に家族や子供との関係が悪化してしまうことも少なくありません。
特に、子供が離婚後も納得して幸せに生活できるかどうかが、自分自身の幸福感にもつながるケースが多いといえます。
子供の反対を押し切って離婚した場合、最悪の場合子供から恨まれてしまったり、子供が悲しむ姿を見て結果的に自分自身も幸福を感じにくくなったりすることが考えられます。
離婚後に家族と良好な関係を保ち幸せに過ごすためにも、家族や子供が離婚に対して理解を示してくれていることが大切です。
離婚を自分で決断している
離婚後に幸福感をもって生活するためには、離婚を決断するのが自分自身の意思であることが重要です。
周りの意見に振り回されて離婚してしまったり、離婚相手の一方的な主張で離婚を決めてしまったりすると、離婚後に不幸が訪れた時後悔に繋がりやすくなります。
離婚に対して後悔しないためにも、最終的な決断は必ず自分自身で状況を整理して考え、決めるようにしましょう。自分で決めたことであれば、何かトラブルがあった際も気持ちを切り替えやすくなります。
協力してくれる友人・家族がいる
離婚して配偶者がいない状況で生活する場合、周囲の協力があると生活での困り感が軽減されます。
協力してくれる友人や家族がいない場合、大変な時に助けてもらったり相談したりすることもできず、精神的に辛くなってしまう方が少なくありません。
特に小さな子供がいる状況で離婚した場合、大切な用事や突発的な仕事などの際に育児に協力してくれる人が周りにいると、安心です。
離婚をする際は、いざというときに頼れる人を身近につくっておきましょう。
趣味や生きがいがある
離婚後にも趣味や生きがいを持つことは、離婚後に充実感をもって生活する上で非常に大切です。
離婚後は配偶者にかけていた時間がなくなる分、時間的な余裕ができて一人で考え込んでしまったり、孤独を感じてしまったりする方も少なくありません。
趣味や生きがいを持つことで、離婚後の生活の中でも寂しい思いをせず、自分のための時間を使うことができます。
ぜひ、自分の幸福度を高めるためにも、打ち込める趣味などを見つけましょう。
世間体を気にしない
世間体を気にしすぎてしまうと、せっかく幸せな生活を手に入れても気持ちの面で楽しめない可能性があります。
自分自身にとっては前向きな離婚でも、周りに話すとよい反応だけではなく様々な反応が返ってくるのが一般的です。
離婚前よりも自分自身が幸せと感じることが最も重要ですので、周りの反応に振り回されないように心がけることが必要と言えます。
計画性をもって離婚準備できている
離婚準備を計画的に行うことは、離婚後に後悔しないために重要です。
無計画に離婚を進めてしまうと、経済的に困窮してしまったり、家族や子供に大きな負担をかけてしまったりするケースがあります。
離婚後もスムーズに新生活に移行しやすくなるよう、離婚後の具体的な生活の基盤や収入を得る方法、離婚のために必要な手続きなど細かく計画しておきましょう。
納得いく離婚条件でまとまる
離婚後の生活の満足度を大きく変えるポイントが、離婚条件に対する納得ができているかどうかです。
納得のいかない離婚条件をのみこんで離婚してしまうと、その後もっとこうしておけばよかった、と後悔してしまう方が少なくありません。
離婚条件についてしっかり話し合うのは難しく感じるかもしれません。話し合いが困難な場合でも弁護士や代理人を立てるなどの対策を行い、納得のいく条件を取り決めることが大切です。
離婚しても幸せになれないケース
離婚は必ずしも幸せな生活のスタートになるとは限りません。
中には、離婚しても幸せになれなかったケースもあります。ここでは、離婚しても幸せになれなかったパターンについてご紹介します。
離婚したことで生活苦に陥る
離婚後に経済的に苦しくなり生活苦に陥ってしまうと、なかなか幸せを感じることはできません。
DVなどたとえ生活が苦しくなっても今の婚姻生活を続けるよりはまし、という状況でない限りは、離婚前に生活できるだけの資金や収入を確保することが重要です。
離婚したことでかえってつらい生活にならないよう、経済的な影響を考慮したうえで離婚準備をすすめましょう。
無計画で離婚する
無計画で衝動的に離婚してしまうと、離婚した後に想定外の困りごとが出てきてしまう方も少なくありません。
たとえば、計画性をもって準備して離婚をしておけば財産分与を受けられたところを、衝動的に離婚を決めてしまい本来もらえるはずのものや受けられるはずの恩恵が受けられなくなるケースもあります。
後から後悔しないためにも、綿密な準備・計画の上で離婚を決めましょう。
孤独を感じてしまう
配偶者に愛情をもっているにも関わらず、一時の感情にまかせて離婚してしまった場合に後から孤独を感じるケースもあります。
離婚相手に愛想が尽きている場合には孤独に感じることなく前向きに進める方が多いですが、そうでない場合は慎重に離婚を考えるのがおすすめです。
離婚後に一人になってしまった生活を想像し、それでも後悔しないかを自分自身で向き合ってから離婚について慎重に決断することが大切と言えます。
子どもに負担がかかってしまう
離婚したことで子供に経済的・精神的な負担がかかってしまい、後悔するパターンは非常に多くあります。
子供がいる場合、離婚は自分と配偶者だけの問題ではありません。子ども自身の生活やその後の人生を考え、家族としてより良い方向性を決めることが大切です。
たとえ離婚したとしても、その後上手に子供と元配偶者の関係性が構築できれば子供が不幸になるのを防げる可能性もあります。
子供がいる状況で離婚する場合は、子供の負担も考慮して進めることが重要です。
幸せになるための離婚準備のポイント
この条件さえ満たせば離婚後に必ず幸せになれる、という条件はありませんが、離婚後に幸せと感じている方には共通点があります。
ここでは、離婚後に幸せになっている方が共通して満たしている、重要視すべき離婚準備のポイントをご紹介します。
- 離婚後の住居・生活基盤を確保する
- 自分の収入で生計をたてられるようにする
- 離婚前後の具体的なプランを立てる
- 子どもの将来や生活を考慮する
- 法的不利にならないよう弁護士に相談する
- 身近な頼れる人を作っておく
- 譲れない離婚条件を整理しておく
離婚後の住居・生活基盤を確保する
離婚の準備段階で必ず確保しておきたいのが、離婚後の生活基盤や住居です。
離婚後に住む家がなければ、どれだけ円満に離婚したとしてもその後の生活が困ってしまいます。
離婚後にどこに住むのか、生活基盤をどのように整えるかをしっかりとシミュレーションしたうえで離婚に踏み切りましょう。
細かな確認をせず住居の目星をつけて離婚したら、離婚後に収入などを理由として住居を借りる審査に通らなかったケースもあります。離婚後にも審査が通るのか、家賃は支払える範囲かなど細かく確認しておくと安心です。
自分の収入で生計をたてられるようにする
自分自身の収入だけで生活ができるように資金を確保しておくことが、離婚後の安定した幸せな生活に繋がります。
逆に、自分に全く収入がない状態で離婚してしまうと、金銭面で精神的に追い詰められてしまい、婚姻中よりも苦しい思いをしてしまう可能性もゼロではありません。
専業主婦の場合は財産分与をあてにして離婚したら、実は借金がありほとんど財産がもらえなかったケースもあります。
相手のお金に依存する生計の立て方ではなく、もし財産分与が受けられなくても自分自身で生計をたてられるよう、収入プランや就職先を具体的に決めておくのがおすすめです。
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離婚前後の具体的なプランを立てる
離婚を決める際は、離婚前後の具体的なプランを立てておくのがおすすめです。
いつ、どのタイミングで離婚するのか、離婚に付随する各種手続きはどのように進めるのか、離婚後の生活プランはどうするのかなど、決めるべきことは多数あります。
離婚した後から困らないよう、離婚準備から離婚後の具体的な計画は必ず立てましょう。
離婚前後のプランがあいまいだと、離婚後にスムーズに新居に引っ越しができない、もしくはもらえるはずの手当てや補助金が遅れてしまうなど困った事態に陥ることもあります。
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子どもの将来や生活を考慮する
離婚の際は、離婚によって子どもの将来や生活にはどのような影響がでるのかを考慮し、その上で離婚を進めることが大切です。
子どもへの影響を考えずに離婚してしまい、子供に対して精神的・経済的な負担を強いてしまい後悔したという方は少なくありません。
後悔しないためにも、離婚後の学校などの生活環境や親権なども含め、入念に考慮し準備する必要があります。子どもがいる中での離婚は、自分だけではなく子どもにとっても幸せな離婚になるように進めるようにしましょう。
法的不利にならないよう弁護士に相談する
離婚の際は、親権や財産分与、養育費など様々な取り決めが必要です。法的に不利にならないためにも、弁護士に相談して知識をつけておきましょう。
また、状況によっては夫婦のどちらが有責かを争うケースもあります。そういった状況の中で相手側だけに弁護士がつくと、うまくわたりあえず不利な条件を通される可能性もゼロではありません。
離婚後の生活や自分自身を守るためにも、離婚準備の段階でしっかりと弁護士に相談するのがおすすめです。
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そのお悩み弁護士に相談してみては?
当サイトを見ても疑問が解決しない、状況が異なるので判断が難しいと感じたら弁護士に相談することをおすすめします。
初回相談無料の弁護士も数多く掲載しておりますし、どの弁護士もいきなり料金が発生するということはありません。まずはお気軽にご相談ください。
身近な頼れる人を作っておく
身近に頼れる人を作っておくことで、離婚後も精神的に安定して過ごすことができます。
自分が体調を崩してしまった時や、誰かの手が必要な時に、家族や友人が身近にいてくれるととても心強いものです。
離婚後も幸せな生活をするためにも、自分だけで抱え込まずに済む環境が大切です。
譲れない離婚条件を整理しておく
離婚の交渉をはじめるまえに、必ず譲れない離婚条件は整理・準備しておきましょう。
自分の中の条件があいまいなまま離婚交渉に入ってしまうと、相手や周りに流されて条件を決めてしまい、後悔する方が少なくありません。
逆に、事前に絶対的な条件を決めておくことで優先順位がはっきりするため、離婚交渉が組み立てやすくなります。
取り決めた離婚条件は公正証書で離婚協議書の作成を
実際に離婚相手と条件面を話し合い、決定したら必ず公正証書で離婚協議書を作成しましょう。
公正証書に残しておくことで、万一離婚条件が履行されなかった場合、取り決めた条件の強制執行が可能です。たとえば、養育費が支払われない場合に相手の給料や預貯金から差し押さえることもできます。
公正証書は公証役場で公証人に作成してもらう必要があります。
離婚協議書準備の対応を弁護士に相談することで、弁護士は相談者の代理人として実際の公証役場での作成依頼まで、条件を適正に反映した公正証書の作成を総合的にサポートしてくれます。そもそもの離婚条件が適正か、離婚の条件交渉で押さえるべきポイントについてもアドバイスをもらえるでしょう。
離婚後、生活を立て直していく上で、離婚条件の正しく確実な履行は非常に重要です。公正証書による離婚協議書の作成はぜひ弁護士への相談をご検討ください。
離婚して幸せになった人/不幸せになった人のエピソード
苦難の日々を笑顔で送り、幸せを築いたAさんの場合
Aさんは家事と子育てに忙しい毎日を送る主婦でした。ところがある日、夫から突然「離婚したい」という申し出があり、Aさんは愕然としました。夫の離婚理由は「心から愛する人がいて、その人と再婚したい」というものでした。
あまりのショックにしばらくは何も考えられなかったAさんですが、自分以外の人を愛する夫とこれ以上暮らしても幸せにはなれないと判断し、少ない慰謝料と養育費を約束して離婚に踏み切りました。
さて、それからAさんにとって、苦難の日々が始まったのです。2人の子を引き取ったAさんは、働きながら子どもを育てなければなりません。でも、子どもたちの「ママ、がんばって」という言葉に支えられ、Aさんは必死で仕事を探しました。元夫とは、Aさんの仕事が決まるまで生活費を支払うという取り決めをしていました。
しかし、主婦をしていた40代のシングルマザーに、おいそれと仕事を与える会社はありません。Aさんは何度も面接に落ち、その度にくじけそうになりました。それでもAさんは笑顔を忘れず、粘り強く探し続けました。そしてあるとき、こんな求人広告を見かけたのです。「あなたの主婦経験、子育て経験を、仕事に生かしてください!」それは、リフォーム関連会社の求人広告でした。Aさんはすぐさま飛びつき、試験を受けたところ、見事合格したのです。
それからというもの、Aさんは子どもを育てながら、必死で働きました。お客様のリフォームに対する要望を聞き、プランを練り、お引き渡しまでのお世話をする仕事です。もともと住まいづくりに興味があったAさんは、どんどん頭角を表し、インテリアコーディネーターの資格も取得しました。そしてついに、年収500万円を確保する社員に成長したのです。
子どもたちはAさんの愛情に支えられてスクスクと育ち、大学を卒業して就職した後は、母を助ける側に回ってくれました。
夫の傲慢な態度が許せずに離婚した、Bさんの場合
Bさんはサラリーマンの夫と、小学生・中学生になる子どもと4人で暮らす、ごく普通の主婦でした。大学を卒業して2年ほど会社勤めを経験した後、友達の紹介で知り合った夫と結婚。間もなく2人の子どもに恵まれ、子育てに追われる日々を送っていました。
ところが、夫は育児にまったく協力せず、子どもがいじめにあった時も、何も相談に乗ってくれませんでした。夜遅く仕事から帰ると、夫はひとりでテレビを観ながら夕食を摂り、Aさんとの会話はほとんどありませんでした。
「こんな生活がしたくて結婚したんじゃない!」とAさんは悩み、離婚を考え始めました。「まだギリギリ30代だし、いま離婚をすれば、今度こそ本当にわかり合える人と再婚できるかもしれない」そう思ったBさんは、離婚を急ぎました。
夫に離婚したい気持ちを打ち明けたところ、「生活はどうするんだ?」と一笑。ますます怒りに燃えたBさんは、「あなたと暮らさずにすむなら、お金がなくてもその方がまだマシ!」と言い切ってしまいました。夫は「そうか、それなら離婚してやろう。だが、お前の方から一方的に言ってきたんだから、俺は養育費も何も払わないぞ」と怒鳴り、Bさんはそれを受け入れてしまったのです。
ところが、離婚をしてからのBさんの生活は、悲惨なものでした。二人の子どもを引き取り、児童扶養手当はもらえるものの、2人分でもわずか5万円弱。Bさんは必死で仕事を探しましたが、特別な資格がない子持ちのBさんを雇ってくれる会社は、ひとつもありませんでした。
Bさんは仕方なく、昼間はお弁当屋さんのパートとして働き、夕方からは居酒屋で働いて家計を支えました。しかし、母のいない寂しさから長男は次第に荒れ始め、やがてBさんに暴力を振るうようになったのです。「息子に暴力を振るわれるくらいなら、まだつまらない主人といた方が良かった」と、心から後悔するBさんでした。
「必ず幸せになる!」という、強い信念が必要
夫を失いながらも笑顔で頑張り、道なき道を開拓して幸せを手に入れたAさん。同じように離婚しながら、なぜBさんが不幸せになり、Aさんは幸せになれたのか?その答えは、他でもない“心の持ち方”にあったようです。
“まわりの環境は、すべて自分の心の影である”という言葉がありますが、自分自身が心に描いたことは、必ず現実となって現れてくるものです。たとえば、「離婚をしたけれど、ちっとも幸せになれない」と愚痴ばかりをこぼしていれば、マイナスの感情はマイナスの現実を生んで、さらに現状は悪化していくでしょう。
その逆に、「離婚をして今は大変だけれど、きっと今日より明日は幸せになれる」と明るい希望を持ち続けていると、少しずつ現実は良い方向へと変わっていきます。実際に、Aさんは明るい未来を望んだことが、離婚後の生活を考慮した計画立てにつながりました。夫婦での暮らしに絶望し、無計画のまま衝動的に離婚してしまったBさんは、後悔してもしきれない日々を歩むことになりました。
Aさん・Bさんそれぞれの心の持ち方は、離婚後の苦労を越えた先の幸せを左右する、大きな力を持っているかもしれません。
まとめ
離婚後に幸せに暮らすためには、自分自身で生計をたて、暮らしていくための準備が必要です。
離婚後も幸せに暮らしている方には、いくつかの共通点があります。前向きに、離婚して幸せになるんだという気持ちを強く持ち、幸せになるための準備をひとつずつ積み上げていくことで、離婚後も精神的・物理的に安定した暮らしを手に入れやすくなります。
離婚の際は離婚相手と条件を決めていくことが必要になりますが、不利な条件とならないためにも、弁護士に相談しながら離婚をすすめていくことがおすすめです。
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