子供が自転車で車にぶつかった?!万一の事故に備えて自転車保険に入るべき?
子どもは自転車に乗って遠くへ行きたがります「危ない!」「交通ルールを守ること」と子どもに声をかけても素直に聞かないこともあります。万が一の時に備えるには保険に入ることをおすすめします。自転車保険は安価なものが多く、加入しやすいのが特徴です。
気をつけたい!「子供の自転車事故」
「歩道を歩いていると、小学生が乗った自転車が一時停止する場所で減速せずに猛スピードで駆け抜けていく」幸いにも、そこを通過する自動車はなく、事故は起こらなかった。
こんな光景を目にしたコトがある人は多いかもしれません。しかし、もし自転車とクルマがぶつかっていたら…大事故・大ケガとなっていたことでしょう。近年、自転車愛好家が増えています。その一方で自転車事故も続出しているのが現実です。自転車保険への加入を後押しする動きが大きくなっています。
交通事故は減少、自転車事故は増加
警視庁の調べによると、2014年の交通事故は573,842件発生しており、その中で死傷者は715,487人、死者数は4,113人でした。自転車の事故は109,269件発生しており、全国各地のどこかで約5分に1件、自転車事故が発生しているという計算になります。
近年、全体の交通事故は減少傾向にあるようですが、自転車の事故は増えているようです。特に、「歩行者」と「自転車」の接触事故が増えています。
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自転車事故は、子供も、親も、傷つく
自転車事故の内容を詳しく見てみると、「自動車との接触事故」が8割、その半数以上が出会い頭の事故、次に多いのが交差点での右左折時の衝突でした。
その事故の死傷者の約4割が「若者・子供」「シニア」
未来ある子供たちが事故に遭遇し、後遺症をもたらしたり、事故で長年リハビリ生活を続けたり、相手を傷つけてしまった場合、トラウマ(心の傷)が残ることがあります。もし、自分の子供が事故を起こすと親御さんの心も同様に傷つくことでしょう。
自転車事故が最も多い場所とは?
自転車事故はどんな場所で発生しているのか!?それは、「人が多い場所」で発生しています。都道府県で見てみると、東京都が最も事故が多く発生しており、働く人、生活する人が密集する都内が事故発生率No.1となっています。
2013年で都内の交通事故は全体の34.1%という数値があり、全国平均よりも事故の発生率が高いことを物語っております。
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都内の自転車事故をさらに掘り下げます
2013年度ですが、自転車に関係する交通事故が1万3515件、うち歩行者との間の事故は「794件」でした。この数値ですが、交通事故全体から見れば一見、大きな数値には見えません。一般財団法人日本自転車普及協会の調査によると、歩道で自転車との接触事故を経験したことのある人の内、警察に届けたのは6%なのです。
届け出ない理由
- 自転車事故対応はどうすれば良いのかよく分からない
- 自転車とぶつかったけれど、そのまま逃げられてしまった
- たいしたケガじゃないから
などなど、自転車事故の対応方法がわからない、軽傷の場合が多いために、事故の届け出を出さない人が圧倒的に多いようです。そのため実際には統計より、もっと多くの事故が発生しているのが実情でしょう。
主な歩道で自転車との事故一覧
すり傷などの軽傷 | 15% |
手荷物が散乱した程度の事故 | 12% |
病院で治療が必要なケガ | 2% |
骨折や骨のひびなどの重傷 | 1% |
自転車との事故で実際にとった行動
特に何もしなかった | 79% |
加害者から保険を適用させた | 13% |
警察に届けた | 6% |
損害賠償をさせた | 2% |
参考資料:「おやこで自転車はじめてブック」(子ども未来社)から引用
子供にはまず自転車のルールを教えよう!
自転車に乗る子供へまず親がしなければいけないことは教育・ルールです。公共の場である道路を走るにはルールを遵守し、安全運転を心がけることを伝えてください。さらに、もしも事故を起こしてしまったら子供本人が責任を負うことも一緒に教えておくと良いでしょう。
子供だから分からないではなく、三つ子の魂百までということわざがあるように子供の内に交通ルールを守ることを教えることは大人になっても覚えているものです。
「信号を守る」「歩道は徐行」「横断歩道は押して歩く」「ながら運転の禁止」「右側通行の禁止」など、正しいルールを徹底して押してください。
加入者が増加中!?子供自転車保険の必要性
どんなにルールを守って気をつけて走っていても、不幸な事故は起きてしまいます。万が一の時に備えるためには、保険に入るしかありません。特に、歩道上で歩行者を傷つけた場合、自転車は本来、歩道を走っていけないというルールがあるため、ほぼ100%自転車側の過失になります。
保険については、自分がケガをした場合に対応できる「傷害保険」と、他人を傷つけた・相手の自転車やクルマなどに損害を与えてしまった場合に対処する「賠償責任保険」があります。
傷害保険は、自転車事故以外にも家でモノを壊した・通勤中などの事故の際にも治療費などを補償するもので、すでに加入している生命保険や火災保険なども対応できる場合があります。保険会社や契約書類を確認しましょう。
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子供が起こした自転車事故でも重大な責任が発生することも
そんな時賠償責任保険はとっても役に立ちます。自転車に関する事故だけを補償する自転車保険は、傷害と賠償責任の両方を含み、保険料が年に数千円と安価のため加入しやすいのが特徴です。
TSマーク付帯保険は、自転車安全整備士により安全が確認された自転車で事故が起こった時に被害者も、加害者も救済する保険です。点検日から1年間有効です。賠償責任は加入している火災保険や自動車保険に個人賠償責任補償特約としてくっついている場合もあります。自分の加入している自動車保険をぜひチェックしてみてください。
子供にも自転車保険を!
最近の自転車事故では子供が年配の方に被害を負わせてしまうケースが発生しています。万一、事故が発生し、被害者が賠償を請求した場合、自分で交渉(解決)することは至難の業です。また警察庁の発表によると、平成26年中の交通事故の発生状況で自転車事故のうち約17%が15歳以下の事故となっています。
また未成年の自転車事故割合は約31%になります。子どもは加害者・被害者それぞれの可能性が極めて高いという数値です。日頃から交通ルールを遵守した運転と、事故の時に子どもを守る保護パット(プロテクター)の準備が重要です。そして転ばぬ先の杖として、ご家族・子どもの自転車保険への加入を強く推奨します。
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